心霊スポットへ彼女と行くのは?

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前置きですが、この手の話は典型的な怪談話ですけれど、だれもが実際に体験はしたくないでしょう・・・。

心霊スポットの話題になると、決まって「知り合いに霊感のある人がいる」という話が出てくる。
私の知り合いの女性もその一人で、以前から「霊が見えるタイプだ」と公言していた。正直、私は半信半疑だったが、本人は本気らしかった。もっとも、それが何のアピールなのかは今でも分かりません。
霊感なんて検証できない、結局のところ自称でしかなく、その一言で自分を特別な立場に置きたいだけなのだろうか?

その彼女が、だいぶ前に付き合っていた男性と夜のドライブに出かけた時の話です。

目次

それは深夜の出来事

彼は怖いもの知らずで、心霊スポットと聞けば面白半分で突っ込んでいく性格だったそうです。
一方の彼女は、自称ではありますが「霊が見えるタイプ」らしく、そのような存在を常に敏感に察知すると話していました。

その夜も、彼女はその場所が良くないと知っていたため、行くことに再三反対したのですが、彼は聞く耳を持たず、周辺では有名な心霊スポットの廃病院へ車を走らせたとのことでした。

林の中へ無理やり車で入り込み、目的の場所に到着すると、彼は本当に怖くなかったのか、それとも単に格好をつけていただけなのか分かりませんが、嫌がる彼女を半ば強引に連れて、スポットの中へ入っていきました。

彼女は何度も立ち止まり、「ここは良くない」「帰った方がいい」と訴えていたそうです。
しかし彼は取り合わず、そのままスポットの中を一通り見て回りました。
後になって彼女は、その間に「いくつもの霊と遭遇し、警告を受けていた」と話していましたが、彼自身には特に異変は感じられなかったようです。

結局、「何もないじゃないか」とつまらなそうに言い、車に戻ってそのまま帰ることにしたとのことでした。

二人は無言のまま、来た道をしばらく走っていたそうです。
山道から普通の道路に出た途端、突然、車の真上から何かがドサッと落ちてきました。

フロントガラスに覆い被さるように落ちてきたのは、女でした。
落下の衝撃で苦痛を訴えるかと思いきや、女は一言も発することなく、ただ彼を睨みつけていたといいます。
彼は半狂乱になり、その場から逃げようとしましたが、パニック状態に陥ってしまい、うまく運転することができませんでした。
そのまま車は制御を失い、木に衝突して事故を起こしてしまったそうです。

その女がその後どうなったのか、どのように姿を消したのかについては、詳しい話を聞くことはできませんでした。
ただ、この出来事が原因で彼は強い精神的ショックを受け、入院することになり、以前の生活には戻れない状態になってしまったとのことです。

強がっても通用しない

それにしても、彼女がほとんど動揺しなかったという点は不思議に感じました。
彼女自身の話では、もともと霊感があるため、そのような存在を日常的に目撃したり遭遇したりしており、今回の出来事も特別珍しいものではなかったそうです。
そのため、強い恐怖を感じたり、精神的なダメージを受けたりすることはなかったと話していました。もっとも、決して気分の良いものではないと、苦笑いしていましたが。

一方で、彼については多くを語りたくない様子で、私もそれ以上深く聞くことはしませんでした。
ただ、心霊スポットが本物だという忠告を繰り返し受けながらも聞く耳を持たなかった彼が、取り返しのつかない結果を迎えてしまった、という印象だけが残っています。

なお、車の上に落ちてきた女については、当初、その場で自死した人物の遺体ではないかとも考えました。
しかし彼女は、「あれは生きている人間ではない」と断言していました。
少なくとも、この出来事の直前に遺体が発見されたという報道は確認されていません。とはいえ、心霊スポットとして知られる以前に亡くなった女性であった可能性までは否定できないでしょう。

話には続きがあります

彼女からその話を聞いてしばらく経った後のことです。
たまたま彼女と彼の双方を知る共通の知人と再会し、話の流れでこの出来度を口にしたのですが、すると友人は、少し考え込んだ後で、まったく違う話をしてきたのでした。

あの夜、車の上に落ちてきたのは、女でも幽霊でもなく、猿だったのです。
その山周辺には猿が出没することが知られており、実際、登山客が遭遇する事も珍しくありません。

走行中の車の前方に、木の上にいた猿が落ちてきて、彼は咄嗟に彼女を庇うように覆いかぶさったのでした。
猿はフロントガラスを破るほどの勢いで車と衝突し、その衝撃は彼の背中に直撃しました。その結果、彼女に怪我はありませんでしたが、彼は脊椎を損傷し、車椅子での生活を余儀なくされることになります。
本来であれば命の恩人であるはずでしたが、この事故を境に、彼女は彼のもとを離れていったといいます。

ちなみですが、猿であるとはっきり分かった理由についてですが、彼女が救急車内で携帯電話を確認していた際、救急隊員が車内に猿の死体があるのを発見したためです。

どちらが悪いのか?

友人はさらに話を続けました。
そもそも心霊スポットに行きたがっていたのは、彼ではなく彼女のほうだったのではないかと。

一般的に考えて、男性が二人きりのデートで、好んでそのような場所を選ぶだろうか?
それに彼は好んで、そういう場所に行く性格ではないので、彼女の希望に彼が折れた可能性のほうが自然ではないかというのが友人の見方でした。

もしこの話が事実だとすれば、自分を守るために身を挺してくれた相手を、後になって「無謀な男だった」「心霊スポットのせいだ」と語るのは、あまりにも身勝手に思えます。

少なくとも自称の霊能力者と言い切る彼女に嫌悪感すら感じてしまい、私がこの女性に対して距離を取るようになると、今度は私に対して執着するような行動が見られるようになりました。
連絡の頻度が増え、偶然を装った接触が続き、結果として私は軽いストーカー行為と感じるほどの恐怖を覚えるようになったのです。
最終的に、私は彼女と完全に距離を置くことにしました。

真実がどこにあるのかは分かりません。
ただ一つ確かなのは、この話で最も恐ろしかったのは、心霊スポットでも怪異でもなく、自分に都合の良い物語を作り上げ、それを事実として語り続ける人間ということです。

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