大量破壊兵器のABC兵器とは

大量破壊兵器、人間を大勢死傷させる大量破壊兵器は、核兵器、生物兵器、化学兵器に分類され、その英語の頭文字からABC兵器(atomic, biological and chemical weapons)とも呼ばれています。

大量破壊兵器の分類

まずAであらわされる核兵器には、原子爆弾、水素爆弾などが含まれています。Bであらわされる生物兵器には、細菌、ウイルス、昆虫などの生物を兵器に使用したものです。Cであらわされる化学兵器は、毒ガス、枯葉剤などの有害化学物質を兵器に使用したものです。細菌由来の毒素などは、生物兵器に分類されることが多いようです。

大量破壊兵器の主流

世界全体の流れとして、大量破壊兵器の主流は、核兵器(A)から生物化学兵器(B、C)へ移動しています。なぜなら、核兵器は破壊力がすさまじく、製造にも保守にも多大な費用がかかり、使用後に国際的に非難を受けるため、非常に慎重に使用する必要がある(実質的に、保有しても使えない)ためです。

それに対し、生物化学兵器は、核兵器より少ない費用で開発することができ、使用に対する心理的なハードルも低いため、局地戦やテロなどに使用される傾向があります。生物兵器と化学兵器を比較すると、生物兵器のほうが費用対効果に優れています。

化学兵器とは

化学兵器は基本的に散布したエリアのみ被害を受けますが、生物兵器の場合は、感染してもすぐに発症しないため、感染者が移動し、他の人間にも感染させるため、散布エリア以上に広いエリア(潜伏期間が長い場合、地球規模)に感染を拡大させることも可能です。しかし、細菌やウイルスの培養が難しかったり、ヒトへの感染力や伝染性、毒性がコントロールしづらいという欠点もあります。

核兵器はもちろんですが、生物兵器や化学兵器に使用されうる有害物質や細菌、ウイルス等は、厳重に保管し、取り扱いが制限されるよう様々な法的な規制がかかっています。
国と国の間でも、条約等で使用が制限されることが多いのです。最大の危惧は、これらの兵器(特に生物兵器と化学兵器)がテロリストによって使用されることです。


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