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腹痛が救った祖父のいのち

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この話は、今年のお正月に実家に帰省した時に祖父に聞いた話です。

目次

息子の宿題

小学生の息子が冬休みの宿題で「昔の道具について調べてくる」というものがありました。
せっかく帰省したので、私は息子におじいちゃんに聞いてみたら?と促しました。

息子は何を聞いたら良いか分からない様子だったので、私から父に色々と昔のことを聞いていくうちに、今まで聞いたことがなかった父の子供の頃の話を聞かせてくれました。

お風呂

父は、戦争中の疎開先で使用したお風呂の話を聞かせてくれました。
子供の宿題として「昔のお風呂」を取り上げることにしました。

昔はガスがなかったので、ふろおけに水をため、下から薪に火をつけてわかす。火の加減の様子を見ながら薪をくべるのは子供の仕事だったそうです。
お風呂に入るときも、ふろおけに触れるとものすごく熱いので慎重に入らないと火傷してしまうほどだったそうです。

祖父の戦争体験

そして、今は亡き私の祖父から父が聞いた祖父の出兵の話も聞かせてくれました。
祖父は開戦時にはもう30歳を超えていたので、兵士としては上の年代だったそうで、そうすると年下の上官に叱責される毎日でそれがとにかく口惜しかったと話していたそうです。

そしていよいよ次の日に敵国と戦う日という日の前夜、急な腹痛に襲われたのだそうです。
下痢が止まらず、戦いに向かうことはできませんでした。
自分以外の兵士はみな戦いに行って全滅だったそうです。

祖父にはそのことがどうしても忘れることができず、終戦を迎えてからも戦争の話をなかなかしたがらなかったそうです。
私の父も75歳を過ぎ、今回孫の宿題ということで昔のことを色々思い出したようでした。

戦争の話をなかなかしたがらなかった祖父に、もっといろいろ聞いておけばよかった・・・。

※画像はイメージです。

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