アフガン紛争でのSAS

2001年にタリバン政権が支配するアフガニスタンをアメリカ軍を中心とした有志連合が攻撃します。
イギリス軍も加わり特殊部隊SASもアフガンへ派遣されます。
タリバン政権が打倒された時のSASがどのような戦いをしていたのか紹介します。

不朽の自由作戦

2001年9月11日にアメリカではニューヨークとワシントンで同時多発テロが起きます。このテロを実行した過激派組織アルカイダをアフガニスタンを実質支配しているタリバン政権が匿っているとアメリカは断定します。
アルカイダに協力しているタリバンを打倒するとしてアメリカ軍は「不朽の自由作戦」を発動し、10月7日にアフガンへの攻撃を開始します。

SASの展開

イギリス軍の特殊部隊SASがアフガンで任務を始める前にトラブルを起こしてしまいます。C-130輸送機でアフガン北部にあるバグラム空港に着陸した時でした。
この時は空港の所有権を巡りアメリカ軍とタリバンに抵抗する北部同盟が交渉をしている最中でした。北部同盟側はイギリス軍の登場に怒り、輸送機から乗員を含めたSASの隊員(SBSの隊員とも言われる)は二日間出る事ができませんでした。
トラブルを起こしてしまいましたが、SASはタリバンとの戦いに投入される事になります。

■作戦実行中のアメリカ海兵隊Cpl. Jemssy Alvarez Jr. (reference) / Public domain

オーストラリアとニュージーランドのSAS

アフガンでタリバンと戦う特殊部隊にはオーストラリアとニュージーランドのSASも居ました。
英連邦と言う繋がりがあるイギリスとオーストラリアにニュージランド

イギリスのSASの兄弟と言うほどに密接な関係にあり訓練から編成もSASに倣ったオーストラリアのSASRとニュージーランドのNZSAS
どれもがイギリスのSASと共にアフガニスタンに入りタリバンとの戦いを繰り広げる。

タリバンとの戦い

2001年12月からアフガニスタン東部のトラボラと言う地に潜むタリバンを掃討する作戦が米軍主導で展開された。
イギリス・オーストラリア・ニュージランドのSASもトラボラで作戦を展開します。

山岳地帯の洞窟を拠点にして潜むタリバンの戦闘員を探し、爆撃で追い立て外に出た所を狙撃により倒すと言う戦いを展開した。
またタリバンが潜む洞窟にSASが侵入する時もあった。この時は外に居る別のタリバン戦闘員達と戦闘になり白兵戦が展開される激戦にもなった。
SASの戦いは山岳地帯だけではなく、捕らえたタリバン戦闘員を収容するカライ・シャンギ監獄でも行われた。

この監獄は600人が収容されていた。だが北部同盟のドスタム将軍の兵10人だけで警備していた事と監獄として使っていた施設がタリバンの武器庫であったのを知らなかった事が災いした。
武装しての暴動が起き、ドスタム将軍の部隊と共にSASの10人が鎮圧と囚われの身となったCIAの工作員を救出する作戦を実行する。
米軍の航空支援もあってCIA工作員も救出し作戦は一晩で終わり成功する。
アフガン戦争の初期においてSASは山岳地帯などでこうした共同作戦を展開していたのです。


葛城マサカズ
葛城マサカズ
ミリタリーの記事と架空戦記小説をネット上で書いています。

投降している架空戦記小説「日独印度大戦」
憲兵が主人公の小説「憲兵神楽坂冴子の事件簿」
Twitter:@katuragimasaku

eyecatch credit:Cpl. Jemssy Alvarez Jr. (reference) / Public domain
※SASの適切な画像が見つかりませんので、米海兵隊の画像のみとなります。

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