平成から令和に年号が変わった今だから改めて考える・・・侵略と平和。
日本の歴史はこの二つの時代を交互に繰り返しています。
大切な平和を守る為には、その歴史をもっと知る必要があると思います。
戦国時代
応仁の乱頃から始まった戦国時代は、血で血を洗う戦が日本全国で永続的に起こった時代で、その目的はもちろん他国への侵略です。
そしてその最大のものが豊臣秀吉による朝鮮出兵でした。
その間、約130年余り。
戦の主役・武士階級もさることながら、一般民衆の苦しみは多大でした。
江戸時代
戦国の侵略の時代は秀吉の死去で終わりを迎え、徳川幕府が始まります。
この江戸時代は強大なこの幕府によって侵略的武力衝突が抑え込まれ、元禄文化などが花開いた平和な時代が幕末の動乱期前まで約250年に渡り続きます。
幕末から昭和の終戦
幕末の混乱期から明治へと改革を成し遂げた日本は、明治の日清戦争と大正の日露戦争を経て、昭和の日中戦争から太平洋戦争へと雪崩れ込む侵略戦争の時代が続きました。
幕末を薩長を始めとする反幕勢力の幕府に対する侵略の時代と考えるなら、この戦乱を含めて明治・大正・昭和と侵略戦争の時代は90余年間となります。
終戦後、昭和から平成
平和の時代と侵略の時代をその期間の長さで比べると、平和な江戸時代の250年間が圧倒的に優っています。
国力とは軍事力だけではなく、その基礎として経済力が必要で、それは国民全体の文明が生み出すものです。その高度な文明は平和の時代に育まれます。
幕末の混乱は、列強諸外国に対抗するだけの軍事力が日本に無かった事で起こりましたが、それにも拘らず日本が諸外国の植民地化を免れたのは、平和な江戸時代に培われた高い文明があったからです。
1945年、昭和の終戦から平成の現代まで、日本では軍事的侵略のない時代が曲りなりにも70年以上続いています。
軍事力を背景にした侵略のない現在の日本は、この先どれだけこの平和の時代を維持していけるのでしょうか。
それは今の日本に生きる私達が、平和と侵略を繰り返した過去の歴史に目を向け、軍事力を含めて平和を守る為に何が必要かを考える事にかかっています。
令和になった今だからこそ、振り返って考えてみてはいかがでしょう。
自分の国の歴史は大切です。
※写真はイメージです。
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