海の上の試験場~海上自衛隊試験艦「あすか」~

海上自衛隊には護衛艦などの艦艇にある武器や電子機器などの装備品を試験する艦艇があります。
それが試験艦「あすか」です。
2018年5月20日に岡山県玉野市にある宇野港で行われた一般公開の模様と共に「あすか」を紹介します。

岡山県の宇野港へ

「あすか」の見学が出来たのは「第22回たまの・港フェスティバル」と言う岡山県玉野市宇野港で行われたイベントです。
港のイベントの目玉として試験艦「あすか」が宇野港に来て一般公開となったのです。

宇野港へはJR山陽本線で岡山駅まで行き、駅からバスに乗り換えて宇野港へ向かう。
午前9時ぐらいに着いて会場となっている場所は既に来場者が多く賑わっていました。

食欲を刺激する露店の列の先に「あすか」はありました。
既に「あすか」の前には長蛇の列ができていました。

先に海上保安庁の巡視艇「たまなみ」を見学したので11時に「あすか」へ乗艦しました。

試験艦「あすか」とは?

「あすか」は海上自衛隊が唯一持つ試験艦だ。
新しく開発したレーダーや魚雷などの装備品を艦艇に載せてみて試験する為の艦です。

そんな艦なので所属は海上自衛隊の装備品開発を行う「開発隊群」です。
1995年(平成7年)に就役した「あすか」は数々の装備品の試験場として活用されました。

「あすか」で試験が行われた装備は対潜魚雷や対潜ミサイルなどの武装にソナーや情報処理装置のような電子機器やシステム更には接近する魚雷を妨害する投射型の装置などがある。

最新の艦である「ひゅうが」型や「あきづき」型には「あすか」で試験した装備が搭載され実用化に大きな貢献をしています。

「あすか」に乗艦

実際に目にした「あすか」の艦内
まず試験を専門にする艦だけあって武装が無い。

護衛艦なら主砲や機関砲のCIWSがすぐ目につくが「あすか」には無い。
唯一武装に近い物は魚雷発射管があったが魚雷の試験用だろう。

艦内は護衛艦と変わらない。広くない通路と急な階段は同じだ。
それでも違いがあるのは後部のヘリコプターが離着艦できる飛行甲板の前にある格納庫のような構造物だ。

ここはヘリの格納庫としても使えるが乗員の方によると試験に使う機材を置く倉庫だそうだ。
また「あすか」にはクレーンが2基あるのも特徴的だった。試験で使う機材の積み下ろしが多いからだろう。他の艦艇には無い特徴と言えます。

艦内の見学は機関など艦内の動力を監督する「操縦室兼応急指揮所」や「食堂」に後部の格納庫と飛行甲板が見る事ができました。

試験艦と言う一見すると地味に思える艦ですが護衛艦には無い発見があります。


Writing by 葛城マサカズ
ミリタリーや歴史の記事をネット上で書いています。

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