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ラバウル航空隊ガダルカナルの戦い(前編)

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太平洋戦争の激戦であるガダルカナルの戦い
この攻防戦における空の戦いを繰り広げたのは、日本海軍のラバウル航空隊とガダルカナルに展開したカクタスエアフォースと称した米軍航空隊です。この両者で繰り広げられた戦いについて書きます。

目次

ラバウルとガダルカナル

ニューブリテン島のラバウルを日本海軍が占領し、拠点としたのは1942年(昭和17年)の1月の下旬だった。
オーストラリア軍が作っていた飛行場があった事により2月には航空部隊が展開、ラバウルは航空基地として機能するようになる。

ガダルカナルには7月上旬に海軍設営隊が上陸、飛行場建設を開始します。
一ヶ月後には飛行場の滑走路がほぼ完成し(誘導路や駐機場は未整備)たが、見計らったように8月7日に米軍が上陸して飛行場を占領する。
米軍はブルドーザーなどの建設重機を投入するなどして、8月10日に飛行場を使用可能にした。この時に飛行場の名前をヘンダーソン飛行場と命名する。

8月20日には海兵隊の航空隊が護衛空母「ロングアイランド」からヘンダーソン飛行場に進出、カクタス・エアフォースがここに生まれた。(連合国軍がガダルカナルをカクタスと言うコードネームで呼んだ事から)
ここにガダルカナルの空を戦う両者が揃う。

ガダルカナルで戦った航空機

ガダルカナルの上空で戦う日米の機体について紹介します。
まずは、零戦二一型(零式艦上戦闘機二一型)
太平洋戦争の前半で日本海軍の主力戦闘機と言える零戦二一型
増槽を付けて2000km以上の航続距離は台湾からフィリピンのルソン島への攻撃を可能にし、ラバウルからガダルカナルへの出撃もそうした長距離戦闘機としての役割を求められた。
最高速度は533km/hで武装は20ミリ機銃2挺と7.7ミリ機銃2挺

次にガダルカナル島への爆撃に出撃した一式陸攻(一式陸上攻撃機)
日本海軍が来航する敵艦隊を迎え撃つ攻撃機として開発され、爆撃機としても使われた機体です。ガダルカナルの戦いでは防弾の弱さにより損害を増やしてしまいます。

続いて、米軍機です。
F4Fワイルドキャット、太平洋戦争前半で米海軍の主力と言える戦闘機で零戦二一型のライバルと言える戦闘機です。
最高速度は529km/hで武装は12.7ミリ機銃が4丁な上に、鉄工所が作ったと言われる程の防御力の高さがあり、零戦にとっては侮れない機体です。

P-400、P-39エアコブラ戦闘機から排気タービンを外した輸出仕様の機体です。
戦闘機として評価の低いこの機体ですが、プロペラ軸の37ミリ機関砲1門や機首の12.7ミリ機銃2丁、主翼の7.62ミリ機関銃2丁と重武装であり最高速度は579km/hと零戦より速い。
米軍戦闘機はどれも性能的には零戦相手では侮り難い敵でした。それをラバウル航空隊は経験を積んだパイロット達の腕で立ち向かったのです。

featured image:U.S. Navy, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由

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