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日米最初の空母海戦~珊瑚海海戦~

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太平洋戦争の戦いにおいて特徴的なのは、空母同士が戦った事でしょう。
欧州においてはドイツとイタリアは空母を実戦投入出来なかった為に、日米だけが空母で戦う事となりました。
その始まりである1942年(昭和17年の)珊瑚海海戦を紹介します。

目次

珊瑚海海戦へ至る背景

珊瑚海海戦が起きる要因は何か?
それは日本軍がニューギアにある連合国軍の拠点ポートモレスビーを攻略するMO作戦を開始したからです。
日本軍は井上成美中将が指揮する南洋部隊がMO作戦を担います。
南洋部隊はポートモレスビーへ向かう攻略部隊と攻略部隊を支援する空母機動部隊がありました。

空母機動部隊であるMO機動部隊は空母「翔鶴」と「瑞鶴」を中心とした部隊です。
攻略部隊のMO攻略部隊は重巡洋艦「青葉」・「加古」・「衣笠」に軽空母「祥鳳」などの艦艇が上陸部隊を乗せた輸送船団を護衛する。
対する米海軍はフランク・J・フレッチャー少将の第17任務部隊が日本軍のMO作戦を阻止する為に出撃しました。

この第17任務部隊は空母「ヨークタウン」と「レキシントン」を中心とした空母機動部隊です。この空母機動部隊を米海軍が出撃させたのは日本軍の暗号を解読したからだった。

戦う日米の空母

珊瑚海海戦に出撃した日米の空母
「翔鶴」と「瑞鶴」は太平洋戦争開戦の直前と言える時期に就役した新鋭空母と言えます。
基準排水量2万5000トン以上で80機以上の航空機が搭載できます。

「ヨークタウン」は1937年(昭和12年)に就役し、基準排水量1万9800トンで航空機は90機搭載できます。同型艦にはビッグEこと「エンタープライズ」がある。

「レキシントン」は軍縮条約で建造が中断となった巡洋戦艦から空母として完成した。日本海軍では「赤城」や「加賀」と同じ経緯で生まれた空母だ。
基準排水量3万6000トンで航空機80機を搭載できる。

勝者は誰か?

海戦は双方の機動部隊が112kmにまで接近した5月6日から始まった。
しかし、この日は米軍はMO攻略部隊を攻撃して「祥鳳」を撃沈した。これにより、MO攻略部隊は退却する。
日本軍はタンカー1隻と駆逐艦1隻を撃沈すると言う結果に終わる。

翌日5月7日には双方共に発見して攻撃隊を送り出した。
米軍の空襲を受けたMO機動部隊は「瑞鶴」はスコールに隠れられたが、隠れる事が出来なかった「翔鶴」が集中攻撃を受けて爆弾3発が命中し飛行甲板が大きく損傷した。
対して第17任務部隊は「レキシントン」が爆弾と魚雷2発づつが命中し、艦内の爆発も起きて撃沈した。「ヨークタウン」は爆弾1発が命中する。

海戦結果は大型の空母「レキシントン」を撃沈した日本軍に軍配が上がるように思える。
だが、この海戦を米軍は日本軍のポートモレスビー攻略阻止にあったと考えると「祥鳳」の撃沈でMO攻略部隊を退けた米軍が本当の勝者と言えるだろう。

featured image:Naval History & Heritage Command, Public domain, via Wikimedia Commons

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