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勘違いの空襲で壊滅した町

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近所のおじいちゃんから聞いた、米軍の勘違いで町が壊滅した話です。

自宅の近くに大型マンションが建ち並ぶ一角があるのですが、再開発される前はかなり大きな工場が操業をしていたのを覚えています。
それで古くから住む人に聞いたところ、もともと空き地だった土地に高度成長期に工場が引っ越してきて、バブル崩壊後に倒産して長らく更地になっていたんだそうです。つまり戦時中はまだ、そのエリアに大きな工場はなかったわけです。

何でこんなことを書いたかといいますと、そのエリアは何度も米軍の標的にされ、町のほとんどが焼き払われて壊滅した経緯があるからなんです。

米軍は空襲をかける前、日本の町を丹念に調べて、ターゲットが燃えやすい木造住宅の密集地帯なのか、コンクリート構造の建物が多いビジネス街なのかで、爆撃の仕方も変えていたと聞きます。

米軍からしつこい空襲攻撃を受けていた町は、いまでこそ大型マンションが整然とたたずみ、新しく作られた公園や遊歩道の緑が調和した、人気の住宅街となっていますが、戦前戦中はまるで違う様相の木造の住宅ばかりの町だったようです。

住んでいる人たちは職人や工員さんが主で、勤めに出ている人はあまりいなかったようなんです。それで、町の中には住宅と混在して小さな町工場も多く、中でもおもちゃ工場が数多く操業していて、おもちゃの町みたいに言われていた時期もあったというのです。

それで空襲との絡みなんですが、マンションの近くで酒屋を営むおじいちゃんが言うには、おもちゃ工場が作っていたブリキ製のゼロ戦や軍艦をどうも、米軍が利用していたスパイに兵器工場と勘違いされて、それで空襲を何度もしかけられ、ついには町が壊滅したんじゃないか?と、まことしやかに話すんです。

同じようなことは、やはり町に古くから住む別の老人からも聞かされたことがありますので、全くのでたらめでもないと思い、暇が出来たら詳しく調べてみようかなと思っているところです。それにしても、ブリキのゼロ戦を作っていた玩具工場を、兵器工場と勘違いして空襲をかけて来るとか、米軍の情報収集力もたいしたことなかったんだなと思うと同時に、なんでそんな国相手に戦争したのか、いろいろ考えさせられる話ではありましたね。

※画像はイメージです。

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