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ヨーロッパで恐れられたブロッケン!日本に出現?捉え方の違いとは

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ヨーロッパには、遭遇すると不吉なことが起こると恐れられてきた妖怪がいます。
その名をブロッケンの妖怪といいますが、ヨーロッパだけではなく日本にも出現するそうです。
今回は、ブロッケンの妖怪とは何か、そして、ヨーロッパと日本の捉え方の違いについてお話したいと思います。

目次

山頂で遭遇するブロッケンの妖怪

山に登る人は、ブロッケンの妖怪についてをご存知で詳しい方もいるかもしれません。

ドイツにあるハルツ山地の最高峰であるブロッケン山では、山に登った人の目の前に、ブロッケンの妖怪という謎の人影が突然浮かび上がることがあります。
山頂で突然遭遇する謎の人影であるブロッケンの妖怪は、ヨーロッパでたいへん恐れられてきました。

ブロッケンの妖怪の正体とは!?

ブロッケン山に登り、突然浮かび上がる人影を目撃した人々。
一体何が現れたのかとたいへん驚き、よろけて崖に落ちた人もいるかもしれません。

誰もいないはずなのに突然人影が現れる、実はこれは気象現象のひとつなのです。
この現象は、山頂に立った際に、背後から太陽の光が差し込み、太陽と反対側にある雲や霧などに自身の影がうつることで起こります。
そして、その自身の影の周りに虹の輪が現れます。
条件がそろった上で初めて見ることができる、とても不思議な現象なのです。
ヨーロッパだけではなく日本でも見ることができますが、霧がよく出るブロッケン山でこの気象現象がよく見られることから、ブロッケンの妖怪と呼ばれています。

ブロッケンの妖怪はヨーロッパで恐れられてきた

ヨーロッパでは、山というものは悪魔の住み家であると考えられてきました。
山で不思議なことに出くわすと、不吉なことが起こるとされてきたのです。

ブロッケン山は、魔女が集まる山としても有名です。
ブロッケンの妖怪は、魔女が作り出したものだともいわれています。
山に突然現れる人影を、ブロッケンの妖怪としてヨーロッパの人々はたいへん恐れました。

日本での捉え方は

日本には、山は神聖なものであるという考え方があり、この気象現象を御来迎とし、古来より崇められてきました。
この現象に出くわすことはたいへん光栄なことで、ヨーロッパとはまったく違った捉え方をします。

江戸時代の僧である播隆上人は、岐阜県の笠ヶ岳の山頂で御来迎を見てたいへん感銘を受けました。
阿弥陀如来が出現したとして、真正面の槍ヶ岳の開山を決意しました。

日本とヨーロッパの違い

ヨーロッパで恐れられてきたブロッケンの妖怪ですが、ヨーロッパと日本では捉え方にかなり違いがあります。
日本では、山でこの神秘的な光景を目にすることができればたいへん幸運であるとされ、奇跡の姿を一目見ようと登山をする人も多いです。

ドイツのブロッケン山は魔女が関わっていることもあり、もしかすると気象現象ではなく、本物の妖怪が現れているのかもしれません。

※画像はイメージです。

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