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本当に怖い化学兵器たち

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毒ガス(化学兵器)は第一次世界大戦にてベルギー南部からフランス北東部にかけて構築された戦線、西部戦線で初めて使用されました。
その後、化学兵器は非致死性に改善されて、主に暴徒の鎮圧用途に使われるようになっていきます。
今回は武器としての化学兵器たちを紹介していきます。

目次

死に至らせるための毒の兵器たち

まず化学兵器の毒の源となる化学剤は致死性と非致死性に分けられます。
文字通り人体への悪影響が強いのは致死性とされていますが、非致死性も濃度やガスが充満する時間によっては十分危険です。

非致死性ガスが使用された代表的な事件といえば、2002年10月に起きたモスクワ劇場占拠事件です。
特殊部隊が突入する際、犯人無力化の為に「KOLOKOL-1」と呼ばれる、麻酔薬の主成分とされる「フェンタニル」を使用した非致死性ガスを使用しました。

また一般的に防犯アイテムとして親しまれている催涙スプレーのような、ほとんど殺傷性のない催涙ガスであっても致死量は高いため、あくまで暴動の鎮圧でしか使用しないとされています。

いずれにしても化学兵器たちは危険な代物というわけですが、そのなかでも武器に使用される兵器は大まかに分けて5つのタイプです。

神経剤の化学兵器

神経剤に分類される化学兵器は「タバンGA」と「サリンGB」、そして「VX」です。
「タバンGA」と「サリンGA」は液体か蒸気となっていますが、VXだけは液体となっています。

人体への影響は呼吸器系に眼球、唾液腺に汗腺、心臓に消化器官、排泄器官に中枢神経を麻痺させる事です。他にも特徴があり、実はこれらの神経剤に限らず、化学兵器には独特な香りや匂いを放つものがあります。

例えば「タバンGA」は果物類の香りで、「サリンGA」はほとんど無臭だそうです。「VX」は不明とされています。

びらん剤の化学兵器

びらん剤とは皮膚を爛れさせる効果がメインですが、眼球や肺などの内部組織、そして気管支にも影響を及ぼします。
「ルイサイト」など様々な種類がありますが、有名なびらん剤として挙げるなら「精製マスタードと窒素マスタード」です。

いわゆるマスタードガスと呼ばれる代物で、これらもまた液体か蒸気となっています。臭いは前者はニンニクで、後者は魚臭さもしくは石鹸のにおいがすると言われています。

他にもこんな化学兵器がある

他にも自身の分泌物で死んでしまうという無色の気体もとい窒息剤のホスゲン、先述した無力化剤の「CN」、「CS」、「BZ」など多種多様です。
ホスゲンは積んだばかりの乾いた草の臭いがするらしく、また「CN」は林檎の花、「CS」は胡椒の匂いがすると言われています。

ちなみに無力化剤といっても影響を与える部位は異なっており、「CN」は目や皮膚、呼吸器官、「CS」は神経系に呼吸器、消化器官、そして「BZ」は心臓や中枢神経で、幻覚作用をもたらします。

※画像はイメージです。

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