戦争が起こる最大の条件

戦争は領土争い、宗教や人種間の対立、主導権争など様々の原因で起こります。
しかしある一つの条件が揃わなければ戦争にはなりません。

戦争とは

戦争とは何かというと、最も簡単には国際的武力紛争です。これを広義に捉えると複数の集団間の武力紛争となり、国内の内乱や反乱なども戦争に入ります。
私たち日本人にとって戦争といえば太平洋戦争で、米英、主に米国との全面的武力衝突が最大のものでした。

そして戦争に必要不可欠なものといえば兵器です。小は拳銃やナイフから大は戦艦まで、種々雑多な多くの兵器があります。
これなくして戦争を遂行することはできません。

第二次大戦後、米ソの対立が始まって冷戦と呼ばれる対立状態が世界を覆いました。
米ソは世界の主導権を巡って争いますが、さすがに核使用を伴う第三次世界大戦に発展する事になるかもしれない、米ソ直接の武力衝突は避けられました。

代わりに、小国同士や国内の勢力の間に生じた武力紛争に米ソが関与する、いわゆる代理戦争が世界各地で頻発します。
その関与の最大の方法とは兵器の援助です。
米ソはそれぞれが持つ兵器を、それぞれが支援する勢力に貸与・提供して紛争を自国に有利に終結させる事で、勢力拡大を図ろうとしました。

膨大な兵器の行方

戦後の代表的な紛争であるベトナム戦争やアフガン紛争でも米ソ製兵器が大量にその地域に持ち込まれました。
その量は、例えばベトナム戦争時、米国が南ベトナムに貸与したM16自動小銃は100万丁に上ると言われています。
北ベトナムの急速な侵攻で南ベトナム軍と米軍は撤退し、彼らが保持していた膨大な兵器は全て放棄されました。

Dennis LarsenによるPixabayからの画像

過去終結したこの様な紛争地域では同様の兵器の大量放棄があり、世界中で発生した放棄兵器の量は想像を絶するものです。
そしてそれら内かなりの量がは闇ルートに流れました。またソ連崩壊前後の時期には、ソ連軍の兵器が大量に闇市場に流れ込んだとも言われています。

現在も続くアフリカ新興国内での武力紛争、そして世界で猛威を振るうテロなど武力を伴う闘争は数えきれないほど発生し続けています。
それら紛争に使われている主な兵器は、過去に闇ルートに流入したものなのです。
現在、世界各国で頻発する武力紛争は、この様な闇兵器が支えているといっても過言ではありません。


歴史大好き爺さん

いろいろな形で戦争は戦争を呼びます。何とかならんものですかね。

参照 「クーデター」楡周平著
※画像はイメージです。

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