北海道旭川市の隣町で米の産地としても知られる東川町には、戦争被害者の怨念が漂う墓地があるといわれ、それが「中国人墓地」。
太平洋戦争当時の暗い歴史、発電所建設に関連した遊水地建設工事のために強制連行された中国人338 名の内、劣悪な労働環境により88名が命を落とし、墓地内にはその88名を慰霊する碑があります。
それらが引き寄せるのか・・・敷地内には無念を抱えた悪霊がさまよっているそうで、少女の霊や下半身がない男性の霊が目撃されており、地元の人も滅多に近づかないのだとか。
ある墓石の裏に書かれている文字を読むと祟られるとされ、帰り道に交通事故に巻き込まれたり、車の空席に霊が座ってしまうなど体験談は後を絶ちません。
スポット考察
「強制連行」については長年、中国や韓国との国家間の問題として取り沙汰されています。とりわけ「強制」だったのかが争点になりますが、確たる証拠は少ないとされています。
いずれにしましても、毎年町民や行政関係者などが慰霊祭をおこない、強制労働で命を落とした人々の鎮魂をおこなっています。それでも心霊現象が起きたり、巻き込まれる人が後を絶たないのはなぜでしょうか?
よほど強い恨みが蓄積されていると見なすことができますが、ここはあくまで一般の共同墓地であり、「中国人墓地」はその一角に安置されているだけです。霊は多数目撃されていますが、眠っているのは日本人のほうが遥かに多いのです。少なくとも少女の霊は中国人の霊ではないでしょう。
また「地元の人も滅多に近づかない」とされていますが、町外れでなにもない上に田畑に囲まれた森の中、お盆の時期意外に訪れる理由がありません。
墓地は心霊現象の噂が立ちやすいものですが、遺族の方々にとっては大切な場所です。冷やかしに来るようなことは、できるだけ控えたほうが賢明です。
※画像はイメージです。
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