視野が狭かった、アホでセコい自分の話です・・・
思い込みというもの
思い込みとは恐ろしいもので、そうと信じてしまうと思考が停止してしまいます。
私は一度、その思い込みをゲームの中でやってしまい、真実を知ったとき何とも言えない気持ちになったのを覚えています。
それはもうアホ過ぎて、きっと呆れられることでしょう。
攻略本はいろんな意味で必要です
「ドラゴンクエスト」言わずと知れた、王道ロールプレイング。
新作が発売されれば、いい歳をした今でも楽しんでプレイしています。
ドラゴンクエストⅣでしょうか?
“はじゃのつるぎ”が初登場したのは。
今でこそ武器・防具・アイテムのかたちは、アイテムリストでヴィジュアル的に確認できますが、ファミコンの時代は、そういう便利な機能はありませんでした。
それに加えて、ファミコンのテキストは、すべて「ひらがな」か「カタカナ」で表示されていたため、漢字の雰囲気で名前の意味をつかむこともできませんでした。
攻略本には、絵やアイテム名の漢字表記が載っていたのだろうと思いますが、私は持っていませんでした。
攻略本は見ない主義、なんてことではなく、ただただ貧乏で攻略本までお金がまわらなかっただけ。
言いづらいのですが、ドラクエⅣは中古で手に入れています。
貧乏中学生だった私
そんな貧乏中学生だった私ですが、どんな形のアイテムなんだろうか?
なんて想像するような面倒なことは本能的にはせず、表記アイテム名の字面と攻撃力だけで認識し装備していました。
しかし、「どうのつるぎ」や「はがねのつるぎ」あたりは、金属の武器と分かりますが、「はじゃのつるぎ」とは一体・・・
そこで、貧乏アホ中学生はひらめきます。
“はじゃ”
“じゃ”
・・・”じゃ”!
“じゃ”は邪悪の”邪”か!
これはあれだな・・・装備すると、あのおなじみの効果音が流れて呪われる、あのシリーズだな!
あぶねー!良かった、気づいて。
教会の除霊代金もばかにならないからな。
ふう、命拾いしたぜ!
とまあ、そんな感じで、1人で勝手に納得し、勝手に満足していました。
そして、「はじゃのつるぎ」を無視し続けるという暴挙にでたのです。
真実の行方
それから数年後。
時期はあやふやなのですが、
確か、ドラクエⅣの次の作品、ドラクエⅤが発売された頃だったかと思います。
友達が持っていた攻略本だったか、ゲーム雑誌だったか。
そのどちらかで、”はじゃのつるぎ”の正解をしることになりました。
“破邪の剣”
なんと・・・これは。
気が遠くなりました。
なぜ、”は”と”じゃ”を分けてしまったのか。
“じゃ”は邪悪の”邪”
この読みは当たっていましたが、”は”は”破”。
破魔矢や破魔弓と同じ感じです。
“じゃ”ばかりに気を取られ、”は”は置き去りに。
ガッカリは他にもあります。
“はじゃのつるぎ”の字面から、どんな武器なのか察することができなければ、
とりあえず装備してみる、という心意気をなぜ持てなかったのか。
冒険をするゲームなのに、冒険をできなかった自分。
教会の除霊代金をケチり、
戦闘中に使うと、ギラが飛び出すという、素敵な武器を無視し続けたセこさ。
そんな自分にがっかりし、膝から崩れ落ちました。
思い込み損
今にして思うと、ヒントはありました・・・だって、武器屋で販売していましたから。
呪いのアイテム、店で売ってるわけねえ。
ヒントがあったにも関わらず、それに気づけなかった。
それが思い込みの恐ろしさ・・・完全に思考が停止してしまっていました。
思い込みは損をします。
それからというのも、「はじゃのつるぎ」さんとは、目を合わせられなくなりました。
※画像はイメージです。
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