突然襲った東日本大震災と復旧に駆け付けた優しい自衛隊の話。
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突然の巨大地震

東日本大震災当時、私は中学生で茨城県に住んでいて、地震が襲ったのは放課後の掃除の最中でした。
最初は小さな揺れだったので最初はすぐにおさまるだろうと友人たちと軽い気持ちでふざけていましたが、だんだんと揺れが大きくなりあまりにも長く揺れ続け、さすがに恐怖を感じました。
経験したことのないような揺れが体感で5分以上は続いたような気がします。
教室のガラスが音を立て、壁にヒビが入るのを見てこのまま校舎が倒壊すると思い、初めて死を覚悟しました。
揺れが収まり、慌てて屋外に避難しました。
消防車やパトカーのサイレンが鳴り響いていたのが印象的で、言いようのない恐怖感がありました。
その後親の迎えで帰宅しましたが、電気や水道などのライフラインがすべて止まっているため真っ暗な中でろうそくに火を灯し、余震の恐怖の中一夜を過ごしました。
それから2日ほど経ったころ

それから2日ほど経ったころ、近くの小学校に自衛隊の給水車が支援に駆け付けてくれる知らせがありました。
水の心配をしなくて済むととてもホッとしたと同時に自衛隊の力強さに胸を打たれました。
実際に給水場所に行ってみると長蛇の列で自衛隊の皆さんが寒い中、一生懸命に給水作業をしている姿がありました。
ペットボトルに水を入れて渡してもらうときに自衛隊の方々の頼もしい表情は今も忘れることができません。
あの頼もしい表情を見ることで私は勇気づけられたような気がします。
名前も所属も知らない自衛隊員でしたが、これからも元気に日本のために頑張ってほしいと思います。
※画像はイメージです。
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