IS(イスラム国)を舞台にISと戦うトルコ軍を書いた本作はISがまだ勢力を保っていた2016年に公開されました。
タイムリーな時期にISと戦う当事国が作った本作を紹介します。
IS支配地域で戦うトルコ軍特殊部隊
ISとの戦いに参戦しているトルコはISに捕らえられたジャーナリストを救出するべく特殊部隊をイラクのIS支配地域に送ります。
処刑される直前だったジャーナリストの救出に成功した特殊部隊でしたがジャーナリストは救出されても以前からの軍への批判的な態度は変わりません。
それでも国民の一人としてヘリによる回収ポイントまでジャーナリストを連れて行きます。
途上で特殊部隊は何度もISと遭遇し戦闘を行います。
虐殺をしているISから女性を助ける戦いもしますがジャーナリストとは溝は埋まりません。
村を守ると決心
ヘリが回収してくれるポイントの近くにある村まで来た特殊部隊とジャーナリスト
その村にはISの武装集団が迫っていました。
司令部は村に構う事無くヘリに乗ってジャーナリストと共に撤収せよと命じます。
特殊部隊はその命令に従おうとしてジャーナリストは見捨てるのかと非難します。
何度もISから人々を助けた隊員達も村を見捨てて撤収する事が嫌でした。
命令と本心の葛藤の末に結論は村を守る為に戦う事でした。ヘリにはジャーナリストと村の子供を乗せて送り出します。
残ったトルコ特殊部隊7人が多勢のISに挑む事になるのです。
タイムリーな作品
現在ではイラクとシリアのISが支配していた地域はほぼ無くなりましたが公開当時を思えば凄くタイムリーな作品です。
おそらく戦争映画でISを扱った最初の作品ではないかと思います。
作品自体も映像もアクションも良い作品です。知らないトルコ作品で敬遠するのは惜し過ぎる作品です。
そんな本作ではISに奪われたM1エイブラムズ戦車(イラク軍からの鹵獲だろう)らしきものが登場します。少しだけしか登場しませんが敵役のエイブラムズが見れる作品でもあります。
(C) 2016 エスケイプ・フロム・イラク CaglarArts Insignia Yapım İş Ortaklığı
思った事を何でも!ネガティブOK!