日本でも航空自衛隊が装備していたF-104
しかし西ドイツ空軍では未亡人製造機と呼ばれる事故が多発する危険な戦闘機でした。そんな西ドイツの苦悩を描いた映画「スターファイター未亡人製造機と呼ばれたF-104」を紹介します。
西ドイツのF-104
西ドイツは空軍と海軍合わせて900機以上のF-104を装備していました。
要撃機である戦闘機としてだけではなく低空を飛行する戦闘攻撃機としても運用されていました。
しかし本作の主題である事故も多く、それは開発しドイツ人パイロットが訓練したアメリカとドイツの気候環境が違うからとも言われています。
危険な戦闘機F-104
この作品は冒頭から編隊でアクロバット飛行するF-104が地面へ衝突して事故を起こす場面から始まります。
主人公はパイロットの能力は高いものの熱血な性格のハリー
彼の周囲のパイロットはF-104に乗り次々と亡くなる。
飛行中の突然の異常発生による墜落にパイロットが失神して飛行を続けてドイツを越えてスウェーデンまで飛行し山に激突してしまいます。
ハリーはその事故をF-104で飛行しながら直に見ていました。
行動を起こす夫婦
ハリーは事故を防止する為に自ら動きますが上官は聞き入れないし事故原因の可能性を低くしようとF-104の機体にシートを被せますが上官に止められてしまいます。
ハリーの熱意は実らずハリー自身もF-104で事故死してしまいます。
ハリーの妻であるベティは夫の事故死の真相を探ろうと活動しF-104を製造しているロッキード社と西ドイツ国防省との陰謀論があると訴えますが逆にベティが責められてしまいます。
それでも機体の異常では無くパイロットの操縦ミスを原因だと断定されベティはロッキード社へ裁判を起こします。
F-104を満足して見れる作品
墜落事故が主題の作品ですがF-104をよく見れる作品でもあります。
実物の映像にCGによる飛行シーンなどF-104を存分に見られる作品でもあります。
内容の重いですが日本では珍しい西ドイツ空軍モノの映画なので一見の価値があります。
(C) スターファイター 未亡人製造機と呼ばれたF-104 Zeitsprung Pictures and RTL
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