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ファイナルファンタジーの悪夢

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私が小学生にして、初めて死にたいと思った出来事・・・それは

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我が家のルール

私はRPGが好きで、小学生の頃にはドラゴンクエストやファイナルファンタジーといった王道のゲームにはまり、時間さえあればゲームばかりしていました。

私には弟がいて2人の間には独自のルールを決めていました。それは私が買ったゲームの進行より弟は先に進めてはいけないし、弟が買ったゲームは弟よりも私は先に進めてはいけないというものです。

つまり相手より先にゲームの内容を知ってはいけないというものです。

そして、事件が起こる

この時、私はファイナルファンタジーⅣを購入し、最後のダンジョンまでストーリーを進めていました。

そして、いよいよラスのボスへというとこで夜遅くになってしまったため、この続きは早朝にやろうとセーブしました。ドキドキ、ワクワクしながらその日は就寝し翌日は6時に起床しました。

よしやるぞと、気合を入れてスーパーファミコンのスイッチを入れるといつもスタート画面ではなく、オープニングがスタートしました。しばし呆然とする、小学生の私でした。

まさかの事態

まさかという嫌な予感しかしませんでした。

一通りオープニングが終了し、主人公を動かせるようになった後、セーブをチェックしました。もちろん、何のデータもありません。完全に前日までいっていたラストダンジョンまでのデータは無くなっていました。そして、弟のデータも消えていました。

ゲームで泣いたのは初めてだったと思います。そして、本当にその時は死のうと思いました。
自分のデータもそうですが、弟のデータの消えてしまったので、その罪悪感で潰されそうでした。

そして時間が経過して朝食の際にその全てを弟や両親に打ち明けました。両親はゲームごときという感じでしたが、私の尋常ではない落ち込みようを見て弟は怒る事もなく、たんたんとしょうがないという感じだったと思います。

あれだけ好きだったゲームを1日やらなかったのも凄いですが、たった1日でまた普通に最初からスタートする切替の早さも小学生ならではだと今では良い思い出です。

 

(C) 1987 ファイナルファンタジー スクウェア
※写真はイメージです。

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