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初めてのゲームボーイと、いつも一緒に出掛けた小学生時代の思い出

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私が初めて親に買ってもらったゲーム機。それは、ゲームボーイでした・・・

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自分だけのゲーム

自分だけのゲームを手にしたときの喜びは、何年たってもわすれません。
私には姉と弟がいたため、親はまず姉と私にゲームをプレゼントしてくれました。弟はまだ幼く、ゲームを与えても遊べないだろうと考えたのでしょう。

小学校に上がったばかりの私は、学校が終わると急いで宿題を済ませ、友達と遊びに出かけました。
田舎だったので、野草や木の実を探したり、川で遊んだり……ゲームを与えられてからは、川のそばに作った秘密基地にゲーム機を持ち寄って、みんなで遊ぶことが多くなりました。

その当時はゲーム内のモンスターを交換するためには、ケーブルが必要だったので、実際に会って一緒にプレイしないといけないわけです。ですからゲームをするということは、友達と交流することでもありました。

ある日のこと

幼い弟も、いつ頃からか私の後をついてくるようになりましたが、やはり「小学校に上がるまでは、ゲームはあげないよ」と親は言っていました。
もちろん、弟にもゲーム機を貸してあげることはありましたが、弟としては自分だけのゲームが欲しかったんでしょう。

ある日、いつもの川のそばの秘密基地で遊んでいたときのことです。
私が友達と話している間に、弟の姿が見えなくなりました。慌てて探しに行くと、川のそばの階段を下りて、水の中に靴のままで入って泣いている弟がいました。
「何があったの」
と聞くと、
「一人でゲームをしたくて、こっそり持ち出したら、川の中に落ちてしまった。スイッチ押してもつかない」
というのです。

防水機能なんてありませんでしたから、水につかるというのは壊れるということです。
私も悲しくなりましたが、弟だって、わざと壊したわけではありません。
「気にしないでいいから、家に帰ろう」
と、慰めながら家に帰りました。

帰宅すると

ところが家に帰ると、弟の態度は一変。
帰宅した両親に向かって、
「お姉ちゃんが、ぼくにゲームをくれた。でも水に落ちてこわれてしまった。だから、ぼくに新しいゲームを買ってほしい」
というのです。

幼いながらに、こんなに知恵が回るのか・・・と感心と呆れ半々の気持ちになりながら、両親に、私のゲームを持ち出して川に落としてしまったらしいことを話しました。
弟は嘘がばれてしまって、ずっとむくれていましたが、両親は大笑いをして、
「それだけ頭が回るなら、ゲームもできるな。新しく二人に買ってやるから、これからはきょうだいみんなで仲良くゲームしなさい」
と言ってくれました。

私にもいつか子供ができたら、ゲーム機を与えて、友達や誰かといっしょにプレイする楽しさを知ってもらいたい、と思います。

※画像はイメージです。

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