海上自衛隊の新型護衛艦「くまの」型はフリゲート艦に相当する艦艇です。
「くまの」型と日本周辺の海軍である中国・ロシア・韓国のフリゲート艦と比べてみましょう。
護衛艦「くまの」型
海上自衛隊の新型護衛艦「くまの」型はステルス化をした船体に空中線をまとめた統合空中通信線の配備に円形モニターに囲まれた新たなCIC(戦闘指揮所)にガスタービンとディーゼルのエンジンを組み合わせたCODAG方式の採用など最新技術を多く取り入れた新世代の護衛艦と言えます。

全長133m・全幅16.3m・基準排水量3900トン・最大速力30ノット
武装:62口径5インチ砲1基・SeaRAM(近接ミサイル発射装置)1基・3連装短魚雷発射管2基・4連装対艦ミサイル発射筒2基・VLS(垂直ミサイル発射装置)16セル
054A型「江凱(ジャンカイ)Ⅱ型」フリゲート艦
中国海軍は053H型「江衛(シャンウェイ)」に次ぐ新たなフリゲート艦として054型「江凱Ⅰ型」型フリゲート艦を開発し、航続距離を伸ばした量産型として2006年から建造を始め2025年の現在までに40隻が就役し中国海軍では一番多い型の艦である。改良型となる054B型(江凱Ⅲ型)が建造中である。
船体構造はステルスではなくレーダー反射断面積を低減した作りになっている。

全長134m・全幅15m・基準排水量3450トン・最大速力27ノット
武装:60口径76ミリ単装砲1基・VLS32セル・3連装短魚雷発射管2基・6連装対潜ロケット弾発射機2基・30ミリ機関砲(中国版CIWS)2基
アドミラル・ゴルシコフ級フリゲート艦
ソ連崩壊後のロシア海軍が新規の新型艦として開発したのが「アドミラル・ゴルシコフ」級フリゲート艦です。
ステルス化した船体構造にレーダーのマストを六角形の塔型にしたこれまでのロシア艦艇とは違う現代ヨーロッパの艦艇に近づいた姿となった。この艦の特徴はVLSをフリゲート艦では多く装備ている事だろう。
32セルのVLSを対空ミサイル専用にし、16セルのVLSを別に備え対艦ミサイルや対潜ミサイルに加えて巡航ミサイルを搭載可能で遠距離の対地攻撃能力も備えている。

全長135.0m・全幅16.4m・基準排水量4500トン・最大速力29ノットまたは30ノット
武装:70口径130ミリ単装砲1基・パラシ(機関砲とミサイルを装備した近接対空火器)2基・4連装魚雷発射管2基・VLS計48セル
大邱(テグ)級フリゲート艦
「大邱」級は韓国海軍の次期護衛艦事業で進めている「仁川」級を発展させたフリゲート艦です。
「仁川」級よりも全長を8m伸ばし排水量は560トン多い3650トンに増え船体は「仁川」級よりも大きくなり16セルのVLSを装備した。このVLSで対空・対潜のミサイルに加えて韓国が開発した巡航ミサイルも搭載を予定している。

全長122.1m・最大幅14.2m・排水量3600トン・最大速力30ノット
武装:62口径5インチ砲1基・VLS16セル・3連装短魚雷2基・20ミリ機関砲CIWS1基
中国・ロシア・韓国の新たなフリゲート艦は小型の船体であっても武装を多く装備し巡航ミサイルも装備して戦闘能力を高めているのが特徴的と言えます。


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