MENU

福井県の車にまつわる怪談

当サイトは「Googleアドセンス」や「アフィリエイトプログラム」に参加しており広告表示を含んでいます。

母の不思議な体験です。
その日の事は、あまり電話を掛けてこない母から、大慌ての状態で電話がかかってきた事もあり、話の内容も含め今でも記憶に残っています。

目次

不審な車との出会い

公共機関が不便で車社会である福井県の山間地域では、近い場所でも買い物にも車を使う為、田舎の割に多くの車が昼夜を問わず走っています。そんな中いつものように母が、薄暗くなる夕方に車で買い物に出掛けました。

片側2車線の国道に出て何の気なしに右車線を走っていると、左車線にライトも付けず、明らかに法定速度よりも遅くフラフラと走る様子のおかしい車がいたそうです。80代でも平気で車を運転する土地柄であり、酒酔い運転も多くある為、気に掛けながら車を走らせていました。

運転していた人は

段々と近づくにつれて車の概要が見えて来ます。年式は大分古そうに見え、車体の所々に目立つ錆や傷、ぶつけた跡が見て取れる程の何箇所ものへこみや歪み、かなりボロボロの状態の車です。早く抜き去りたいとは思ったものの、突然合図なしに車線変更をしてくる等でぶつけられる可能性もある為、少しスピードを緩めて慎重に横を通り過ぎようとしました。

その時、母には何故か違和感があったと言います。何が原因かは分かりませんが、明らかに何かがおかしいと。気になった為、車を走らせながらその違和感を確かめるべくその車に一層の注意を払います。
ぶつけられないか、横幅の車間距離、何がおかしいのか、ボロボロの車、横並び、追い抜く・・・その瞬間、どんな人がこのボロボロの状態の車を運転してるのだろうと思い、ひょいとその車の運転席を横目で見ると・・・。

誰一人として人が乗っていなかったそうです。

いったいなんだったのだろう?

無人の車に驚く間も無く次の瞬間、後ろから大きなクラクションが鳴り響きます。
右側車線の為、スピードの落とし過ぎを後続車が怒っているのかと母がバックミラーを見ると、後続車はかなり離れた所を走っていてクラクションの音と距離が合いません。

あれ?と思い周囲に目をやると、先ほどのボロボロの車がどこにも見当りません。横道に逸れる道もなく、ましてやバックミラーを見ただけの一瞬の事なのでその車を見逃すはずもありません。パニックにはなったものの一連の出来事は短い時間に起きた為、とりあえずその場は見間違いだと自分に言い聞かせ、家に帰りすぐに私に電話をしたとの事でした。

普段から冗談も言わずオカルト系を信じない母、電話で話を聞いた時は背筋がゾッとしたのを今でも覚えています。特にその場所では大きな事故も無く心霊系の噂もない為、原因が何かは分かりませんが母が体験した不思議な話です。

※画像はイメージです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

どんな事でも感想を書いて!ネガティブも可!

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

目次