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神国と平和主義とウイルス

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100年以上経っても日本人はあまり変わっていないかもしれません。

目次

神の国、日本

明治維新の後、欧米列強国に追い付くことを最大の目標に、走り続けてきた日本は老大国・清との戦争に勝ち、さらには世界屈指の超大国ロシアにも戦勝するという奇跡を起こしました。

自信と誇りを回復した日本人は、「そら見ろ、やっぱり日本は神の国なんだ」との思いを強くしました。
神の直系子孫で、萬世一系の天皇陛下が治める日本国は清く正しい神国なのだから、野心剥き出しで貪欲強欲な欧米の諸外国に屈するわけがないと多くの人が信じました。

そしてこの神国の政(まつりごと)を周囲のアジアの国々に広め、天皇を頂いた大きな道義的世界を建設して、欧米列強の悪支配を排除するのが、神国日本の正当な役目であるという思想が日本人全体を染めていきました。
従って中国東北部に満州国を創設するのに日本が大きく肩入れするのも、その後に中国領土に日本が進出していくのも、正当な役目を全うしようとしているだけだと多くの日本人が考えていました。

なのにその何が気に入らないのか、英米などの国はイチャモンをつけては貿易で嫌がらせをする。
おかげで我々日本人の暮らしはどんどん苦しくなってくる。
「そうだ、悪いのは英米だ」と日本人のほとんどが激高しました。
そんな世論に大きく後押しされ、対米戦への道を日本は突き進みました。

平和主義

神の国は滅びました。
そんなものは全くの幻想だったと日本人は思い知らされました。
だって天皇陛下自身が、自分が神ではないと宣言なさったのですから。

とにかくもう戦争は嫌だ。ほとんど全ての日本人がそう心から思いました。
占領軍から平和憲法なるものが降りてきました。
「そうだ、これだよ!」日本人は喜んで受け入れました。
「自衛隊? だって武力は持たないんだろ」
「軍隊があるから戦争が起こるんだ」
「米軍基地があったら日本が攻撃されるじゃん」。
だから自衛隊反対、米軍反対、憲法9条死守が日本人の当たり前になっていきました。

戦後から80年弱、日本人が直接係わる身近な戦争はうまい具合に起こりませんでした。
「ほら戦争なんて日本で起こるわけがないよ」
日本人の大部分が何の根拠もなくそう信じています。
だから暴力反対を叫んで、銃撃戦が頻発する暴力団抗争の取り締まりに、警棒も銃も防弾チョッキさえ与えずに丸腰の警察官を送り込むかの如き、いや警察さえ不要というに等しい無責任な平和主義が横行しています。

ウィルス感染症

皆マスクを着用し、強制力のないただの要請である、外出自粛、お店の休業、営業時間の短縮などにも真面目に応じる日本人。
欧米諸国など他の国ではあり得ません。
日本でコロナ感染者とそれによる死亡者の数が、欧米などと比べて桁違いに少ないのは、このことに大きな要因が求められそうです。

コロナ禍だけはありません。
阪神大震災や東日本の津波被災などの未曾有の大災害の際、日本人の冷静さと行動秩序の良さは、諸外国からたびたび奇跡と称賛されました。
誰か一人が先頭に立って音頭をとるわけでもなく、助け合う姿勢が自然に全体に湧き起こり拡がっていくのです。

同じ方向に顔を向けてみんなで一つになって思考し行動する。
この性質は100年以上前から変わらずに、良きにつけ悪しきにつけ、日本の歴史を動かす大きな原動力になってきたのかもしれません。

歴史大好きじいさんです。
右向け右の号令で、みんな右を向くのは良いこと?悪いこと?

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