戦時中の闇米で財をなした祖母

私は幼少期に両親が亡くなり、その後祖父母と大伯母に育ててもらいました。
子供の頃に祖父母達の色んな話を聞きましたし、戦争についても耳にタコが出来る程聞かされました。

その中から、おばあちゃんは自営業をしていたのですが、昔からおばちゃんは商才があり戦争時は助けてもらったという大伯母から聞いた話です。

私の祖母は自営業を成功させ、結構儲けてました。
バブル期の好景気が後押ししたとはいえ、自宅は1億円以上、土地を買い漁って駐車場等を経営し毎月500万円程の不労所得があるほど・・・祖母は昔から商才があり、戦時中は凄かったと大伯母から話を聞かされたんですよね。

商材は米

その商才というのは、闇米取引です。

闇米っていうとアンダーグラウンドな響きですし、どちらかというと祖母のような一般人ではなくヤクザ関係の人がしそうな商取引です。実際私もマンガぐらいでしか見たことありませんし、そのシーンでも普通の人が描かれてるってことはありませんでした。

戦中の祖母といえば、戦時中は物資が乏しくて食べる物もない状態。
このまま配給を受けるだけでは生活も苦しい・・・しかし、この苦境を祖母は機転でプラスへと変えたのでした!

逃げ方が半端なかった

詳しいルートまではわかりませんが、祖母達は田舎まで行き、現地で農家から米を買って運搬していたようです。

今と違って電話が一般家庭に普及してるわけでもなく、祖母持ち前の高いコミュ力で商談を成立させて買い付けしてたんでしょう。このルートを女手一つで作ることも凄いですが、購入した闇米を地元まで持ち帰るのが大変だったようです。

というのも米を運送中、検査官のような人に見つかると米を全部没収されてしまいます。
もちろん闇米は没収されるだけで、お金等はもらえません・・・つまり検査官に見つかってしまうと、買い付けまでの手間や、闇米購入の為に支払ったお金がすべてパー。

実際同じように闇米取引に目をつけた人は何人もいたようですが、ほとんどは見つかってしまい、全く割りに合わないので止めてしまうようです。

しかし祖母なりに気配か何かで検査官が来る時を知る事ができたんでしょうか?

祖母は検査官が来る間際に列車から降りて逃げ、時には大立ち回りで脱兎の如く逃げ回り、一度も捕まった事がなかったとか?

そして戦後・・・

これで戦中にもかかわらず、祖母は一財産を作りあげ、それを元手に闇米売買で培ったカンを武器に、戦後は様々な商売に手を出した商売はことごとく成功させました。

大伯母は祖母より4歳年上でしたが、戦中も戦後も祖母に頼りっきりでした。
戦争などなんとも思わず、ピンチをチャンスに変えてしまう、恐ろしいほどのバイタリティーとカンをもった祖母は豪快な人物でした。


Writing by コウジー

※写真はイメージです。

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