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怪僧グリゴリー・ラスプーチン!そのチート能力とは?

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怪僧ラスプーチンの名を聞いたことのある人は、少なくないのではないでしょうか。
グリゴリー・ラスプーチンは、帝政ロシア末期の人物で、歴史の中で、極めて異様な存在感を放っています。

この人物は、帝政ロシアのラストエンペラー、ニコライ二世と、その皇后アレキサンドラに近づき、深い信頼を得ます。
写真も残っており、そこにはひげもじゃで、催眠的な眼光を放つ相貌、じっと見つめられたらすべてを見抜かれてしまいそうな恐ろしい雰囲気が伝わります。

様々な信じられない逸話が残されている人物ですが、ちゃんと実在した人なのです。

目次

ラスプーチンとは?

この奇怪な僧侶ラスプーチンは、本名をグリゴリー・エフィモヴィチ・ラスプーチンといいます。

1869年にシベリアのポクロフスコエ村にて誕生しますが、教育を受けなかったため、長い間、読み書きができませんでした。
厳しいシベリアの自然の中で育ったため、強い体質に恵まれます。また、クマを手際よくしとめたり、野生のトナカイを乗りこなす方法を体得していました。

やがてラスプーチンは結婚します。子供もできたのですが、なぜかある日突然、神に呼ばれたと言い、出奔します。
その後、修道院で修行を積み、立派な僧侶となって村に帰ってきたのでした。
そしてまた再びラスプーチンは村を出て旅に出ます。巡礼の旅の間に、お金持ちの間で評判になり、たくさんの信者ができました。病や怪我を祈祷で治療したりする奇跡の技の他、数々の予言を的中させ、ラスプーチンの信者は増える一方でした。

ついに、身分の高い人々までもラスプーチンに傾倒するようになります。1907年には血友病患者であったアレクセイ皇太子の治療にあたり、祈祷によって、何度か止血したこともありました。
不治の病とされていた血友病ですが、ラスプーチンの手にかかると改善されたように見えるため、まもなく皇帝夫妻はラスプーチンに多大な信頼を寄せるようになってゆくのです。

ラスプーチンは皇帝夫妻から特別な待遇を受けるようになりますが、そのことで他の貴族から妬まれるようになります。
そして、1916年、ラスプーチンは暗殺されてしまったのです。

ラスプーチンの能力

人間とは思えない不思議な力を持つラスプーチンですが、どのような能力があったのでしょうか。

ラスプーチンは祈祷により、病や怪我を治しました。これは多くの人に感謝されたことでしょう。
また、この祈祷により、予言することもできました。ラスプーチンの予言は不気味なほど的中したとされます。
非常に巧みな話術を持っており、そのため、たくさんのファンができたようです。残されている写真の中には、たくさんの女性信者に囲まれている、満足げなラスプーチンの姿もあります。

そのほか、シベリア育ちならではの特技もありました。トナカイや馬などの動物を慣らすのはお手の物だったといいます。これも、傍から見たならば、神がかって感じられたのかもしれません。

ラスプーチンの逸話

トンデモ人間と言ってもおかしくないラスプーチンですが、耳を疑うような逸話がたくさん残されています。
嘘だろうと思いたくなりますが、全て事実のようです。

例えば、子供の頃、シベリアの冷たい川に落ちたのに、助かりました。普通ならば、助かりません。
シベリア育ちならではの特技として、暴れ馬をよく調教したというのも逸話の一つです。これはちょっと格好良いですね。

彼には催眠能力があったといいます。この能力により、大柄なニコライ大公が横になったテーブルに手を触れることなく持ち上げたといいます。超能力者みたいです。ほか、透視能力により、泥棒を言い当てることもあったようです。

彼の予言の力による逸話はいろいろと残っています。
自らの最期やロマノフ朝の終焉まで予言していたといいます。予言できたからといっても、回避ができないのは、なんとも不便なことだと思います。

並外れた生命力については、死の間際でも凄まじさを見せています。青酸カリを飲んでも、なんと2時間以上も生きていたというので、もはや人間であるかすら疑わしいレベルでしょう。

ほか、有名な逸話としましては、ラスプーチンの性器のサイズがあります。並外れた巨根だったとされています。
この性器は、約33センチありました。ちなみに性器は切り取られ、アルコール漬標本にされて、サンクトペテルブルクの博物館に保存されているそうです。

ラスプーチンの最期

これほど凄まじい能力を持つラスプーチンですが、ちゃんと亡くなっています。
暗殺されたのですが、記録によりますと、なかなか死んで頂けない為に、暗殺者たちはかなりの手間をかけたようです。

まず、毒物での暗殺を試みますが、致死量の10倍以上の青酸カリを飲んでも息の根を止めることができませんでした。
銃弾を3発浴びせたところ、弱ってきたようです。しかし、まだ存命です。
なんとかしなくてはなりませんから、鉄の棒を使い、頭をめちゃくちゃに打ちますが、それでも生きておられました。
最後の手段として、凍り付いているネヴァ川に放り込み、水に沈めたところ、ようやく亡くなったそうです。

のちに発見されたラスプーチンに遺体ですが、肺に水が入っていたので、川に投げ込まれるまでは確かに生きていたと見られます。
つまり、ラスプーチンの死因は溺死となります。

恐るべきラスプーチン

ラスプーチンについて様々な記述を読みましたが、いずれも驚かされるものばかりでした。

彼の信仰は、神は神でもキリスト教のようなものではなく、ゾロアスター教に近かったのではないかとされています。
性欲が非常に強く、絶倫だったとされます。禁欲の思想は彼の信仰にはなかったので、女性信者とさんざん行為に溺れたようです。
歯磨き嫌いで虫歯だらけという逸話もありますので、匂いが強かったのだろうと予想できます。女性たちは何とも思わなかったのでしょうか。信じ切ってしまえば、口臭すら官能的に感じてしまうものなのかもしれません。

ひとつ疑問に思うのは、「本当に人間なんだろうか」ということです。
確かに人間として生まれたのだとは思います。
しかし、突然変異的な何かがあったのか、UFOにより彼の体に何か植えこまれたのか、いつの時点からか、人間とは呼べないものになってしまったように思えてならないのです。

自分がチートであればさぞかし楽しいだろうと思うこともありますが、ラスプーチン的な能力は、あまり欲しいとは思えません。なにより、自分の死を予言しながらも、回避できないというのは、想像するだけでおぞましいからです。

ラスプーチンは実在の人物でした。これほどの人間が生まれる可能性があるのです。
それはつまり、今、この世界のどこかに、ラスプーチンと同等の、否、それより更に進化した能力を持つ何者かが生きている可能性も、ゼロではないのです。

featured image:Karl Bulla, Public domain, via Wikimedia Commons

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