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モガディシュの奇跡 ~GSG-9の救出劇~

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1977年10月に西ドイツのルフトハンザ航空181便が過激派によってハイジャックされた。囚われた90人の乗員と乗客を救うべく、西ドイツの特殊部隊であるGSG-9が出動した。

目次

ルフトハンザ航空181便ハイジャックされる

1977年10月13日、スペインのリゾート地であるマヨルカ島から出発したルフトハンザ航空181便は4人のテロリストにハイジャックされてしまいます。
乗員乗客合わせて91人の181便をハイジャックしたのはパレスチナ人の過激派「パレスチナ解放人民戦線(PFLP)」でした。

PFLPは西ドイツ政府へ収監している11人の同志を解放し1500万ドルの身代金を出せと要求した。
この要求を巡り181便のPFLPと西ドイツの政府の交渉が続く事になる。この間にハイジャックされた181便は地中海地域の空港を移動し続けていた。

GSG-9出動

事件は緊迫の度を増します。
南イエメンの空港で181便の機長が点検のふりをして空港の管制塔と連絡をしました。この行動にテロリストは怒り、機長を殺害してしまいます。
残る副操縦士によって、ソマリアのモガディシュ空港へ向かいます。そこでテロリストから要求が呑めないなら、機体を爆破すると通告がありました。

この事態に西ドイツ政府は特殊部隊GSG-9をモガディシュへ派遣します。
国内での行動に定められたGSG-9に特例措置を与えての派遣です。
10月17日にGSG-9はモガディシュ空港に到着、現地のソマリア軍に加えてイギリス特殊部隊SASが協力する事になりました。

モガディシュの奇跡

10月18日未明、GSG-9の隊員が181便の機体のすぐそばまで行く事に成功、次にソマリア軍兵士が焚火を起こし、テロリスト達の注意を焚火に向けさせます。
そしてGSG-9の隊員は181便の機体後部からの突入を開始します。

突入の時にSASが提供したスタングレネードを使用します。これがスタングレネードが使われた最初の時となりました。
まばゆい閃光と大音響がGSG-9の隊員の突入を援護します。スタングレネードで混乱を利用してGSG-9の隊員達はテロリスト3人を射殺し、1人に重傷を負わせ制圧します。

数分間の戦闘で181便はテロリストから解放され、数時間後には西ドイツへ向かい出発します。
新装備のスタングレネードやMP-5短機関銃の有効性を示しながら、残る人質が無傷で突入を成功させたGSG-9はその優秀さを世界に示す事になりました。
この事からモガディシュの奇跡と呼ばれる出来事となりました。

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