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引きよせの法則というオカルト

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引き寄せの法則というオカルト理論がある。
「思えば結果を引き寄せる」というもので、自己啓発本かライフハック的文脈響きだが、実際には19世紀のアメリカで提唱された疑似科学である。
粒子だの波動だのというワードで科学を名乗った時代があったところをみると、立証実験なども行ったのだろう。
勿論これは、思い込みによる行動変化と認知の歪みによる因果の誤解であり、「既存理論の反証となる論文を先に書け」で終わる話だ。
こういうものは科学の土で育つ訳がない。きちんとオカルト畑に植えてこそのものである。

目次

要は言霊

日本には言霊信仰がある。
これは「口にした言葉は力を持つ」というものである。思い口にして結果をもたらすのであるから、引きよせの法則と大体同じ現象である。

粒子がどうとか具体的にイメージするとか言い訳はあろうが、そこは言霊が1500年前に通った場所だ。
おおよそ、文化に関わる歴史的な厚みで、西洋が東洋に勝てる部分はない。文化は細部にこそ表れる。一度断絶した文化は平板な記号化したものしか残らないのだ。 とすると言霊の側に失礼とは言えるが、オカルトにおいては、認識こそが力である。「何となく同じと思ったもの」は、同じなのだ。

言霊と言えば、「一言主」が有名だが、旧約聖書においてさえ、「光あれ」という言葉で光が作られている。
畢竟、思考とそれに続く言葉が力を持つというのは、どこかから伝わった発想ではなく、言語が現れた後に自然に発生する信仰であると予想出来る。
言葉の力は名付けの力でもある。人間は名を付ける事によって、そうであるものとないものを分ける。細胞膜のようなものだ。人間の個人名は特に強い。

漫画『デスノート』が受け入れられたのはこの、人の名前に対する根源的な畏怖があったからだ。これが、単に相手を思い浮かべて願うだけで死ぬなら、何ともリアリティのない道具だったろう。だが、名前、しかも本名を書くとなると、急激に「相手を支配下に置いている」事への説得力が増すのだ。

言霊は呪文か?

「望む事を考え言語化する」という言霊が結果に繋がるのは、オカルト的には正しい手法であるように思える。
言霊は極めて単純な呪文の一種、魔法の類に見える。だが、魔法の呪文と言霊には、微妙な差異がある。
呪文の本質は語りかけであり、悪魔などへ力を借りるためのものと言える。超自然的な力を使うために、超自然的な存在へ依頼する。これは理屈に合う。相手に分かるような言語を使うしかないというのも合理的だ。

だが言霊は頼まない。
言霊はそれ自体がパワーであり、発した者の力がそのまま出る。
何らかの法則を用いた「魔法」よりも、精神など存在そのもののパワー、つまりサイキックの類と考えた方が正しい。だから、存在が薄いもののパワーには限界がある。

悪魔は呪文を使わない、ゴッドは祈らない、神は言霊を使う。
だとすれば、人間の身で、言霊を使うのは、意味がないのだろうか。
限りなく是であり、そして僅かに否だ。

人が言霊を使うには

言った事が何でも事実になる人はいるだろうか・・・人間には無理だ。
しかし、多少の結果に影響を及ぼす事はある。

つまり人間は誰でも、微弱な言霊なら使う事は出来ると考えられる。
「誰でも」が問題になる。
人間が願って言霊を使っても、反対の事が願われていれば、力は相殺され僅かな影響力しか残らないだろう。人間の数は多い。発せられる言霊は多種多様であるが故に拮抗状態となり、本来の弱い力すら発揮出来ない。

結論を言えば、引きよせの法則を成立させるためには、言霊自体のパワーを上げる事と、他人に干渉しない自分自身に関する内容に限って言霊を使うという2点が必要である。
それ以上の事が引き寄せの法則で出来たとしても、それは他の要因が噛み合っただけである。本来持たない機能について期待し始めると、足元を掬われる事になる。

終わりに

言霊のパワーを上げるには、はっきりと言挙げする事が1つ、後は神に近い存在になる事である。
神は生まれついてのものなので、自分がなるのは期待し難い。八百万の神やその子孫から伴侶を選び、子に期待をかけるというのが、数少ない実行可能な方法だろう。

実行しているライフハックは、「少しでも良いから着手する」です。

※画像はイメージです。

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