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ヒトラーに「替え玉(ダブル)」はいたのか?

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20世紀で有名な政治家、全体主義(ファシズム)体制国家の創始者であるベニート・ムッソリーニと、ファシズムを完成させたナチス=ドイツ総統アドフル・ヒトラー、この2人が一緒に写った写真などは、数多く残されています。が、そのうち何枚かを見ると、「このヒトラーは、少し違う」という写真もあることに気づく方もおられるかもしれません。

そこで、戦後しばらくの間話題になっていた、ヒトラーに「替え玉(ダブル)」がいたのでは?という説を、改めて考えてみたいと思います。

ヒトラーについては、国内・海外問わず、数多くの方が題材として執筆されていて、多くの著作物が現存していますが、その中で、1980年代から90年代にかけて、日本で有名になったノンフィクション作家の落合信彦氏、氏が書いた『20世紀最後の真実』の中で、ヒトラーの専属パイロットだったSS隊員のヨハン・バウア(著書の中では、ハンス・バウワーとして紹介されている)が示した写真等について触れている箇所、その部分が気になったのでした。

■落合信彦・著『20世紀最後の真実』に掲載された写真が著作権の関係で掲載できませんので二人の身長差が解る写真を掲載します。 (1938年)
Bundesarchiv, Bild 183-R69173 / CC-BY-SA 3.0 [CC BY-SA 3.0 de], via Wikimedia Commons

ヒトラーとムッソリーニがおそらくは総統官邸で一緒に居たときに撮ったであろう写真が、この『20世紀最後の真実』にも掲載されていたのですが、このモノクロ写真を見ると、ヒトラーの方がムッソリーニよりも明らかに身長が高いことが分かります。

が、しかし、雑誌『LIFE』が撮影したヒトラーとムッソリーニ、独伊両国首脳が歩いているカラー写真を見ると、帽子を着用しているとはいえ、2人の身長差はあるようには見ることが出来なかったですし、他の写真(googleの画像検索で検索してみた)を見ると、総統官邸で2人が並んだ写真にような、明らかな差がある写真は見つけられなかったですね。

ムッソリーニの身長は168cm(wikipediaによる)とされているのですが、ヒトラーの身長は、「ザルツブルクでの徴兵検査で175cmと記されている(wikipediaによる)」とされているものの、実際の身長はそれよりも低かったという記述があったり、先の落合氏の著書では170cmとされていたりと、ややあやふやな部分があるように思いました。

■ 雑誌『LIFE』写真が著作権の関係で掲載できませんので二人の身長差が解る写真を掲載します。 (1943年)
Bundesarchiv, Bild 183-B23938 / CC-BY-SA 3.0 [CC BY-SA 3.0 de], ウィキメディア・コモンズ経由

公式には「1945年4月30日に総統官邸で自殺」となっているヒトラー、その彼に万が一「替え玉(ダブル)」が居て、戦後もどこかで生き延びていたとすれば、それはそれでユダヤ人国家のイスラエルをはじめ、旧・連合国が黙ってはいなかったと思いますが、1889年生まれのヒトラーが21世紀まで生き延びているとも思えない(平成元年となる1989年で100才になる計算)ので、戦後生きていたとしても、世界には何ら影響は無かったと言うことになるのでしょう。

しかし、この身長差のある写真を見る度に、「本当に、ヒトラーには『替え玉(ダブル)』はいたのだろうか?いなかったのだろうか?」と思うことは今でもありますね、うん。

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