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アドルフ・ヒトラーと兵器開発小話

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ナチス=ドイツ総統アドルフ・ヒトラーといえば、戦史本などでは将軍達と対立した云々という記述を目にすることが多いと思います。

しかしながら兵器開発などについて、実用的な意見を述べて改善させていたり、画像(写真)系まとめサイトを見ると、軍需大臣アルベルト・シュペーアと共に、兵器開発の現場に立ち会っている姿が意外と多く撮影されていたりします。

そんな総統アドルフ・ヒトラーと兵器開発についての小話を紹介したいと思います。

目次

有名なIII号戦車長砲身搭載の話

総統ヒトラーと兵器開発の話の中で有名なのは、III号戦車に長砲身戦車砲(後に「KwK39」として制式採用されるPaK38ベースの60口径5cm戦車砲)を載せる命令を下したモノの陸軍兵器開発局が従わなかったことで激怒し、結果、生産中のIII号戦車J型に搭載されたという話でしょう。

兵器開発局の言い分も分からないでは無いが、結論から言えば、KwK39になったことでIII号戦車は戦闘車両として戦うことが出来た(それでも北アフリカ戦線では英軍戦車に対抗できたが、東部戦線ではT-34には歯が立たなかった)と思います。

■ III号戦車J型(1942年)
Bundesarchiv, Bild 101I-748-0089-10 / Schmidt/Geyer / CC-BY-SA 3.0 CC BY-SA 3.0 devia Wikimedia Commons

III号突撃砲発射時の硝煙問題

どこでどうリサーチしたのかは分からないがIII号突撃砲が発射の際、砲口制退機の横から出される硝煙の煙によって、乗員の視界が妨げられるということをヒトラーが指摘(原因が視野妨害の原因が、砲兵の砲より強い発射薬をIII突の砲弾に使っていることという点も指摘)、これを改善するために煙の量を減らすように指示したということがあります。

ヒトラーには砲兵としての戦歴は無いハズですが、しかし発射の際の硝煙の煙について知っていた、その経緯とかも気になります。

兵器(実物)を確認する総統

兵器、特に戦車開発と言えば、ポルシェ博士提案の超重戦車マウスを指示したという話が有名なヒトラーですが、軍需大臣シュペーアなどと共に色々な兵器を実際に視察しているようです。

その写真が現在まで残っていることを見ると、通り一遍の戦史紹介では伝わってこない、ヒトラーのキャラクターみたいなものが見えてくるように個人的には感じたりしています。

『ガルパン』にも登場した駆逐戦車ヘッツァーやエレファント自走砲、ヤークトティーガーをシュペーアや将軍達と共に視察し、確かめるかのように見ている画像をこうして目にすると、その判断については横に置くにしても、兵器に対しては彼なりの「思い」みたいなものがあったのかも……と思ったりしながら、これらの写真を見ていたのでした。

Bundesarchiv, Bild 183-V00555-3 / CC-BY-SA 3.0CC BY-SA 3.0 devia Wikimedia Commons

 

※画像はイメージです。

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