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かつてゲームセンターにあった「The House of the Dead2」

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よくあるショッピングセンター、その中の小さなゲームセンター。
そこにハウスオブザデッド2は置かれていました。
初めて出会ったのは幼き小学生のころ、大きな画面でホラーな映像に、怖さを感じつつもすごく興味を惹かれていました。

それを感じ取ったのか、あるいは単純に怖がらせたかったのか、その時一緒にいた父が言いました・・・。
「一緒にやってみようか」

目次

初めてのPLAY

赤いハンドガンを手に取り、100円を二枚入れるとムービーが始まります。
何かよく分からない英語、おどろおどろしい雰囲気、今でも手に取るように思い出せます。

ゲームが始まり出てきたのは三匹のゾンビ。幼き日の自分はよく分からないままに引き金をひくが・・当たらない。
照準の合わせ方が分からず、もう闇雲だったのです。
焦る自分、近づくゾンビ、しかし幸いなことにこれは2Pプレイ。父が倒してくれることで事なきを得ました。

さて、それからしばらく進んで、何度かダメージを受けつつもBOSS戦。そこに待ちかまえるは巨大な鉄の鎧と小悪魔の二人組。どうもこの小悪魔の方を撃たないといけないようです。
しかし、この小悪魔の動き、とても速い!しかも小さい!
普通のゾンビですらまともに当てられない自分。当然、当てられっこありません。一方の父も苦戦してる模様。

受けるダメージと馬鹿にするような敵の笑い声。
そしてそのままゲームオーバーとなりました。
それが自分の最初のハウスオブザデッド2との出会いです。

暫く時間が経った

それからしばらくの時が経ち、コンティニューをしながら5面までは行けるようになったくらいの時です。とある二人組がプレイをしていました。
大人の男性と自分より少し年上くらいの子供。どうやら親子のようでした。

筐体は一つなのでプレイが終わるまで待っていないといけません。
「早く終わらないかなぁ」と考えていると、その親子、とてもうまい!

一面をノーダメージで難なくクリアし、次の面も余裕のクリア。
大抵二面で一度はライフが0になる自分にとって、非常に驚きのプレイスキルでした。

その後も順調にクリアし、ついに5面。
ハウスオブザデッドシリーズが大好きな方ならまずご存知、かのマジシャンがボスのステージ。
自分も辿り着いたことはありますが、100円を何枚も呑まれて諦めました。それくらい圧倒的に強かった。

いつの間にやら辺りには人だかりができています。この小さなゲームセンターでは、マジシャンまで行く人自体が珍しいものです。
大勢の人が期待を込めて見守っています。クリアできるのだろうか?
自分も固唾をのんで見守ります。

かっこいいジングルのあとに流れる専用BGM。戦いが始まりました。無茶苦茶に早い動きのボス。しかし、親子はその動きを捕らえる!
幼心にすごく感動を覚えました。あの強いマジシャンと渡り合っている!すごいぞ、この二人!
そしてついに、ダメージを受けつつもあのマジシャンを倒したのです。

今まで100円を20枚は呑んだであろう宿敵、
自分自身ではなかったとはいえ、それが倒されたのは大変に興奮しました。
すごいクリアした人初めてみた!

ですがそれで終わりではないのがハウスオブザデッド2。エンディングは流れずに6面へと進みます。
シナリオを理解していたら6面が存在するのはわかるのですが、そこは小学生。
強いマジシャンを倒したらクリアだと勝手に思っていたのです。

未知のステージへ

そこからの世界は未知の世界。もう興奮に興奮。
人もすごく集まっています。

全く知らない謎の世界を突き進む二人。ドキドキする幼い自分。
そうして二人は最後のボスの元へとたどり着き、最後の戦いへと身を投じるのです。

しかしここで、なぜか自分の記憶は途切れています。
二人がクリアしたのか、それともボスに負けたのか曖昧なのです。

ただエンディングを見た記憶だけは確かにないのです。
見る前に筐体から離れたのか・・・そこは定かではありません。

もしかすると、もしかするとですが、自分で倒したかったのかもしれません。
自分でこのボスを倒して、エンディングを見たい・・・と。

それからまたしばらくの時が経ち、ハウスオブザデッド2は撤去されました。
結局、最後まで自分がエンディングを見る日は来ませんでした。

あれから

あれからどれくらい経ったでしょうか。
もうハウスオブザデッド2があった形跡はまるでなく、ガンシューティングに人だかりができる時代はとうに過ぎ去ってしまいました。
ですが今でもあの小さなゲームセンターに向かうと、どうしても思い出してしまうのです。

自分の100円玉を何十枚も呑み込んだ、あの筐体のことを。

The House of the Dead2 (C) SEGA 1996.1998

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