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拳銃の使い方??

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この話は、私が小学校低学年の時に、祖父に聞いた話です。
祖父は太平洋戦争中は軍医さんでした。

目次

祖父について

父方の祖父母の家が同じ敷地の中にあり、ほぼ一緒に生活していました。
3度の食事は、祖父母の家に移動して、家族全員でと食べていました。

食後にこたつで休んでくつろいでいる時に、祖父からちょこちょこと戦争の話を聞くことがありました。
「戦争の話をして。」とせがむわけではなかったけれど、何となく話の流れで思い出すのでしょうね。

戦争にかかわる話になることが、たまにあったのです。

一番印象的な話

色々聞いた覚えはあるのですが、一番はっきりと覚えている話があります。
それは、「拳銃の使い方」です。

祖父は、軍医をしていました。あれこれ6年間くらい戦争にいってばかりで、たまに故郷に戻ると、子供たちがとても大きくなっていたそうです。
一番上の子どもをみて「おい、この子はだれだ?」と祖母に、聞いたことがあったそうです。たしかに、子供の成長は早いものです。

祖父はハルピンに赴いたことがありました。
そこで軍医の仕事をしているときに軍友がいたそうです。

その人は軍医だったのか兵士だったのかは分かりませんが、拳銃を持っていました。祖父は拳銃を使うことはなかったそうですが、その友人はある日、拳銃の引き金をひくことがありました。
手の中に収まる拳銃を使うときは、腕をまっすぐに伸ばして撃つそうです。(ドラマでもそんな感じですね)

でもその人は狙いを定めるために拳銃を目元に近づけて引き金を引きました。そして、撃ったときに反動でスライドがもどり、目に当たってしまいました。
結果的に失明してしまったそうです。

祖父の教え

だから祖父は私に言いました。「拳銃を使うときはな、必ず、腕をまっすぐに伸ばしてから撃つんだぞ。」と。
その時は、「うん、分かった!。」と返事をしましたが、「拳銃って、使う機会があるのかなあ。」なんて疑問に思ったりもした記憶があります。

今のところ、その機会には恵まれてはいませんが、祖父は孫の私を思って、色んなことを伝えておきたかったのかなと思います。
祖父は90歳で亡くなりました。何となく、今でも守られていて、困ったときに私を助けてくれている気がします。

※画像はイメージです。

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