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戦時中でも敵意を超える人間らしさ

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この話は私が幼いころ、おばあちゃんに聞いた話です。
戦時中、私のおばあちゃんはまだ5歳くらいで地方に疎開していたそうです。

当時戦争の真っただ中で毎日毎日戦闘機が空を飛びかい危険なので、日中は畑仕事もろくにできない時だったそうです。
でもそれでも毎日食べていかないといけないので、おばあちゃんは小さくても畑仕事をお手伝いしていたと言っていました。

おばあちゃんが一人で畑に向かっていたところ、ふと空から何かが落ちてきて裏の小さな森に落ちてきたそうです。
何か気になったので見に行くと、敵国の兵隊さんがパラシュートで降りてきていたそうです。
きっと戦闘機で飛行中攻撃を受けて脱出したんだと思います。
でも、その外国人の兵隊さんからすれば敵の領域に丸腰で着陸しているのです。

ケガもしていたみたいだったので、おばあちゃんはその兵隊さんを連れて家まで帰ったそうです。
5歳の小さい子供からすれば敵なのか味方なのかそういうのは関係なく、ただケガをしている人をかわいそうだと思って連れて帰ったと言っていました。
連れて帰ると家の人は怒るわけでもなく、攻めるわけでもなくその外国の兵隊さんのケガの手当てをしてあげ、食事を提供し、かくまってあげていたと言っていました。

当時の考えからすれば非国民と言われても仕方ないと思いますが、今思うと、敵とか味方とか関係なく同じ人として接してあげる、困っていれば助けてあげるそんな単純なことができることは素晴らしいと思いました。
その兵隊さんはとても感謝していたと言っていました。

どうやって帰ったのかはあまり覚えていないそうですが、自国まで無事帰れたそうです。

 

※写真はイメージです。

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