ガンアクションを中心にキャラクターがよく暴れて、なおかつ読み応えがある。
できれば戦うヒロインが活躍するのが良い。
そんな漫画が八十八良(やそはちりょう)作「不死(しなず)の猟犬」です。
その魅力をご紹介します。
不死の世界
作品の世界は現代ですが大きく違うところがあります。
それは人が死なないのです。
大きな傷を受けて死んでもすぐに血が止まり傷が消えて復活できる。
怪我や病気は銃を使って自殺して治すと言うトンデモな世界観だ。
しかしこの世界では逆に復活できず死んでしまう「復活不全症(RDS)」の人間もいる。
特にRDSを広める人間はベクターと呼ばれている。
RDSを広めないようにとRDSの人間は警察により捕まって国連の機関が処分すると言う非情な世界でもある。
でもRDSの人間にも希望はあった。
それが逃がし屋の存在だ。
主役は逃がし屋のクールな眼鏡美女と執念の刑事
RDSの人間を逃がす逃がし屋は眼鏡をかけ黒のセーラー服を着て2丁のAK47で戦う風間リン
RDSの人間を捕まえようとする警察や国連の追っ手を銃撃戦で撃退する。
そんな彼女は普段警察署で事務員として潜入しているスパイでもある。
逃がし屋としてスパイとして戦う日々のリンにある指令が下ります。
逃がし屋の捜査をしている剣崎真一刑事と恋仲になって剣崎にRDSを感染させて殺せと言う指令です。
しかし剣崎はリンが逃がし屋である事に気がついていた。
剣崎はリンの接近を利用して逃がし屋やベクターについての真相を掴もうとします。
奥深い魅力
「不死の猟犬」は「RDSとは一体!?」がストーリーの軸にあります。
その軸に3つの勢力があります。
RDSを広めるベクターやRDSの人間を助けるリンの居る逃がし屋
RDSの人間やベクターに逃がし屋を追う剣崎の居る警察
更にベクターの駆除を行う国連機関「UNDO」の三者が争います。
なぜRDSの人間を逃がし屋が助けるのか?
UNDOは何か真相を隠していそう
など世界観の謎が隠れていて真相へ剣崎が近づいていくと言うストーリーの魅力があります。
アクションでは逃がし屋はAK‐47にSVD狙撃銃やPK機関銃・Vz61短機関銃と東側の銃で戦いまくります。
これらの銃を派手にぶっ放すシーンを見るだけでも本作は一見の価値があります。
他にもBTR-70やストライカー装甲車もアクションの場面で登場します。
また銃撃戦だけではなくバイクでアクションや特殊能力での戦いが迫力ある描写で描かれています。
このアクションはリンや剣崎だけではなく雁金やカメリアなど戦うヒロインも複数出るのでキャラクターの魅力もあります。
ただしアクションに迫力がある分出血が多く体の一部が斬られるなどのグロ描写も多めです。
「不死の猟犬」は世界観の謎と派手なアクションが好きな方にお勧めします。
現在も漫画雑誌「ハルタ」にて連載中で単行本はエンターブレイから6巻まで発売中です。
(C) 不死の猟犬 八十八良 KADOKAWA/エンターブレイン HARTA COMIX
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