太平洋戦争と芋

この話は、私が小さいころにおじいちゃんから聞いた話です。
戦時中おじいちゃんは子どもだったので戦争に行くことはなく、地域の人達と肩を寄せ合って暮らしてたそうですが・・・

おじいちゃんが戦時中暮らしていたのは北海道。
北海道空襲が起きるまでは、まだわりと平穏な日々を送ってたそうだが、いつも通りとはいくほど平和のわけはなく、好き勝手遊び回ったりできるわけではなかったそう。

まだ子どもなのに近所の人と薄暗い防空壕に身を寄せ合ってなければならず。
そんな中で、まだまだ食べ盛りの子ども達からすれば楽しみといえば食事だったそう。

おじいちゃんの家は兄弟が多く、決して裕福な家庭ではありませんでしたが、みんなで食べる食事は美味しかった。
それでも戦争が長引くにつれて食卓の様子が徐々に変わりはじめたのです。

もともと人数の多さから品数は多いほうではなかったが、日に日にオカズの量が減ってきた。
次に品数が1つ減った。
そしてまた1つ・・・。
また1つ・・・。

こうやってオカズは減り続けてついにその日はやってきたのです。
その日みんなに配られたのは1人1つの芋、味の薄いスープ。
その日からは毎日1人1つの芋、芋、芋・・・の無限ループ。
ついには戦争が終わりを迎えるまでそんな生活だったそうです。

無事にそんな生活を過ごしぬき大人になったおじいちゃん。
私は芋を口にした姿を一度も見たことがありません。
どうやら戦時中の芋生活が本当に嫌だったようで芋類を大嫌いになったそうです。

その話を聞いてからは、いつかもしこの先戦争が起きたら何よりも芋だけの生活になることが不安でたまりません。
それからは避難リュックにはバリエーションに富んだ食糧を用意したりしてます。
でも最近は焼き芋にハマり、改めてさつまいもの美味しさに気づいた私ですが(笑)

皆様もくれぐれもお芋には気をつけて・・・
でも、芋はふかしたい

※画像はイメージです。

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