米軍基地の倉庫からインスタントコーヒーを頂戴した?!

沖縄のおばあちゃんから聞いた話です。おばあちゃんは沖縄の人なのですが戦争が終わってすぐの頃、アメリカ軍の人は怖いと聞かされていたのに、実際はお菓子をくれる優しい人に変わって行ったそうです。

お菓子もうれしかったのですが・・・

おばあちゃんはお菓子をもらうのも嬉しかったそうなのですが、もっと嬉しかったのが、いわゆる払い下げ品と言われる、軍人の方に配られていたものの方がうれしかったそうです。たとえばインスタントコーヒーとか、タオルとか、お砂糖など。

おばあちゃんはニコニコしている子供だったので、軍人さんがよくものをくれたそうです。くれたものを持ち帰ると家族にとても褒められたので、軍人さんを見かけると積極的にものをもらいに行っていたそうです。

おばあちゃんは親戚のおじさんが言っていたことを・・・

夜おばあちゃんが寝ていると、親戚のおじさんとおばあちゃんのお母さんの話声が聞こえたそうです。
おばあちゃんが持って帰ってきたインスタントコーヒーを闇市で売ってきたと言う話でした。インスタントコーヒーは当時かなりの貴重品で、本当に高値で取引されていたそうです。

そこでおばあちゃんは閃きました。もっとインスタントコーヒーがたくさん手に入れば、家族が食べるものが買えるのではないか・・・と。

そこでおばあちゃんは・・・

いつものように軍人さんに付きまとっていたのですが、その日だけは、いつもとは違いました。おばあちゃんは軍人さんのジープの後をつけていくことにしたそうです。
ジープはかなりのスピードで走っていたので、なかなか追いつくことができなくて、悔しい思いをしていました。

そして、ある日おばあちゃんが気がついたそうです。ジープに乗り込んでしまえば、基地の中まで入れるのではないか・・・と。

ジープに乗り込んだおばあちゃん!

みんながチョコレートやガムや飴をもらっている間に、そっとジープの荷台に乗り込んだそうです。ジープはおばあちゃんの存在に気づかずに、駐屯地(沖縄ではベースと言っていたそうです)に戻っていったそうです。
ベースについて荷台を見た外人さんは、にっこり笑うおばあちゃんを見て、本当にびっくりしていたそうです。

でもおばあちゃんは叱られなくて、英語で何か言われたけど全然わからないのでニコニコしていたら、手にいっぱい飴をくれました。
しかしおばあちゃんが欲しいのはコーヒーだったので、「コーヒーコーヒー」と言ったところ、軍人さんが笑いながらインスタントコーヒーの袋を2つ渡され、ベースの外に出されました。
おばあちゃんはベースから、家まで1時間位かけて歩いて帰ったそうです。

家族は大騒ぎ

おばあちゃんはインスタントコーヒーの袋を2つ抱えて帰ってきたので家族が大騒ぎ。
おばあちゃんはお母さんにこっぴどく叱られたそうですが、そのおかげで、当時の沖縄としてはかなり珍しく、しばらく食べるものに困ることはなかったそうです。

なかなか凄い話だと思います。これは祖母の鉄板ネタで、頼むとよく話してくれました。

※画像はイメージです。

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