呉基地で入れ替わったヘリコプター搭載護衛艦「いせ」と「かが」

ミリタリーレポート

今年(2017年)の4月に海上自衛隊呉基地では護衛艦の入れ替わりがありました。
護衛艦「いせ」から「かが」への交代です。
呉の2隻のヘリコプター搭載護衛艦について紹介します。

護衛艦「いせ」から「かが」へ

今年の4月3日に呉基地へ3月22日に就役した護衛艦「かが」が到着しました。
護衛艦「かが」は基準排水量19500トンで全長248mの海自護衛艦では最大級の「いずも」型の二番艦です。
「かが」はヘリ空母に似たヘリコプター搭載護衛艦です。
呉基地には既に同じヘリコプター搭載護衛艦がありました。

基準排水量13950トンで全長197mの護衛艦「いせ」です。平成23年(2011年)に就役した「ひゅうが」型の二番艦の「いせ」は呉に配備され第4護衛隊群第4護衛隊の所属となりました。

新たに来た「かが」はその第4護衛隊所属になり、「いせ」は佐世保の第2護衛隊群第2護衛隊へと編成が変わりました。
「いせ」が呉に来た時は除籍になる「はるな」型ヘリコプター搭載護衛艦「ひえい」と入れ替わりでした。

「いせ」が佐世保へ移る際には「しらね」型ヘリコプター搭載護衛艦「くらま」が除籍となる為に「かが」と入れ替わる事になったのです。
「いせ」と「かが」が呉へ来る背景にはヘリコプター搭載護衛艦の世代交代があったのです。

呉にあった「いせ」の活動

「いせ」が呉の第4護衛隊へ配備された時期は東日本大震災が発生から2週間近くの時でした。

一番艦の「ひゅうが」は被災地への救援任務に出ていましたが就役して間もない「いせ」は被災地への出動する機会はありませんでした。
でも「いせ」にも被災地救援の機会が訪れます。

配備から2年以上過ぎた平成25年(2013年)11月に台風により甚大な被害を受けたフィリピンのレイテ島への救援任務「サンカイ(フィリピンの言葉で友達と言う意味)作戦」に派遣されたのです。

「いせ」は飛行甲板に陸自のCH-47輸送ヘリを載せて輸送艦「おおすみ」・補給艦「とわだ」と共に呉から出発してヘリ母艦としての機能を発揮しました。
「いせ」のその後は環太平洋合同演習「RIMPAC」やインドネシア国際観艦式に参加するなどヘリ空母と言える「いせ」は海外での任務では海自の花形となる艦として活動していました。

「かが」の呉配備

「いせ」の後を継ぐ形で「かが」が第4護衛隊所属となり呉基地に来ました。

現在のところ金沢港や10月の呉基地で行われた「海自呉カレーフェスタ2017」で一般公開されるお披露目を「かが」が行っています。

「かが」は一般公開されるとゲーム「艦これ」のキャラクターである空母「加賀」のイラストが貼られ艦橋には護衛艦旗に加賀と力強く書いた大きな旗を飾るなど広報に力を入れているのが分かる様子が見られました。

「かが」は呉の花形として存在感は充実させています。


Writing by  葛城マサカズ
歴史やミリタリーの記事に架空戦記小説をネット上で書いています。