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F-35は何機乗る?護衛艦「いずも」型と他国の軽空母

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ヘリコプター搭載護衛艦として建造された海上自衛隊の護衛艦「いずも」と「かが」
この2隻は近年、F-35戦闘機を運用できる空母化の改修を受けました。
空母の機能を持った「いずも」型は他国の軽空母と比べるとどうなのでしょうか?

目次

空母化した「いずも」型

護衛艦「いずも」は2015年(平成27年)、「かが」は2017年(平成29年)に竣工
基準排水量19500トン・全長248m・速力30ノット・ヘリコプターの搭載数は14機のヘリコプター搭載護衛艦として作られました。
2021年(令和3年)から2023年(令和5年)にかけてF-35B戦闘機を運用できる空母化の改修が行われました。
この改修で搭載できるF-35の数は最大18機、実運用上で12機と見られている。(ヘリの搭載によってはF-35の数は減る)

イタリア「カブール」

F-35Bを小型空母で運用する国は既にあります。それがイタリア海軍の「カブール」です。
1985年に就役した戦後イタリア初の空母「ジュゼッペ・ガルバリディ」に続く2隻目となるのが2008年就役の「カブール」です。
「カブール」は基準排水量2万2130トン・全長236.5m・速力28ノット
搭載してい航空機は垂直離着陸機8機およびヘリコプター12機とされている。

1990年代からイタリア海軍は「ジュゼッペ・ガルバルディ」で固定翼機の運用を計画し、アメリカからAV-8Bハリアーを導入した。
「カブール」でも垂直離着陸機であるハリアーを運用する為にスキージャンブでの発艦が出来る勾配が飛行甲板に作られている。
F-35を開発する参加国でもあったイタリアはF-35Bも導入し、「カブール」で運用されています。
「カブール」は空母としての性能だけではなく、300人以上の兵員や24両の戦車または100両の車両を輸送できます。

トルコ「アナドル」

2023年に就役したトルコ海軍の「アナドル」
強襲揚陸艦でもあり、空母としての機能もある「アナドル」
空母として運用している時の満排水量は2万4660トン・全長232m・速力21ノットでF-35を10機搭載予定でしたが

トルコがロシアから地対空ミサイルのS-400を購入した事でアメリカはトルコへのF-35売却を取りやめた。
F-35の代わりに、無人戦闘機と言われる無人機バイラクタルを載せている。搭載数は30機から50機とされている。

F-35は1隻に8機から10機程度か

「いずも」型と近い大きさの「カブール」と「アナドル」の例を見ると、「いずも」型でのF-35の搭載数は8機から10機ぐらいと考えられるところだ。
「いずも」と「かが」がF-35のみ搭載で運用されるなら10機以上の搭載機数にはなるかもしれません。
しかし対潜哨戒のヘリコプターも必要であり、他の艦が代替しない限りは12機が運用上の限界なのは確かでしょう。

参考資料
・軍事研究2023年10月号「世界初の無人戦闘機空母「アナドル」」文:多田智彦
 ジャパン・ミリタリー・レビュー
・「カブール」と「アナドル」・AV-8ハリアーのWikipedia記事

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