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海自版空母となる「いずも」型とF-35Bとは?

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新しい防衛大綱で海上自衛隊の護衛艦「いずも」型にF-35B戦闘機を載せて空母化する方針になりました。
「いずも」型とF-35Bとはどんな艦艇または航空機なのか改めて見てみよう。

目次

護衛艦「いずも」型の大きさ

ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)である「はるな」型と「しらね」型に代わる護衛艦として建造されたのが「いずも」型です。

「いずも」型の前に「ひゅうが」型も作られ「ひゅうが」型は基準排水量13950トンで全長197mですが「いずも」型は基準排水量19500トンで全長248mと「ひゅうが」よりも大きく作られています。
これはハリアーⅡ戦闘機などを含めて22機搭載していたイギリスの「インヴィシブル」級空母(基準排水量16000トン・全長210m)よりも大きい。

「インヴィシブル」よりも大きい「いずも」型ですが現在はSH-60K対潜哨戒ヘリコプターなどヘリコプターのみで最大14機搭載可能となっている。
また「いずも」型は護衛艦部隊とは別の司令部を設けられる設備も備えてあるのも特徴です。

■ ヘリコプター5機の運用
Kaijō Jieitai (海上自衛隊 / Japan Maritime Self-Defense Force) [CC BY 4.0], via Wikimedia Commons

F-35B

統合打撃戦闘機計画としてF-35はアメリカのロッキード・マーチン社が中心となりイギリスやイタリア・カナダなどのアメリカの同盟国や友好国が開発に関わりました。
2015年7月に初期作戦能力を取得した事で実戦配備となりました。

この2015年から実戦配備となった機体がF-35Bです。
F-35Bはアメリカ海兵隊のハリアーⅡの後継機として開発されハリアーⅡが持つ垂直離着陸の機能があります。
航空自衛隊が装備するF-35Aとはそこが大きな違いになります。

F-35が新時代の戦闘機と言えるのはNIFC-CA(ニフカ)と呼ばれる艦艇や航空機と幅広く繋がる通信システムを使い早期警戒機のレーダー探知の情報から敵機の位置を遠くから知り艦艇や他の機体からも援護を受けるそんな情報通信からの統合能力が活用できるところにあります。

「いずも」型とF-35B

「いずも」とF-35Bは海上自衛隊の艦艇に固定翼の戦闘機が離着陸する事以上にNIFC-CAの導入により情報通信で海上自衛隊が新たな能力を手に入れる意義が大きいかもしれません。

※画像はイメージです。

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