第二次世界大戦のような世界で小国が圧倒的な大国に立ち向かう
それを魔女の力によってと言うファンタジー作品がアニメ「終末のイゼッタ」です。
ミリタリーと魔法を組み合わせた新たな本作を紹介します。
舞台は第二次世界大戦のような世界
作品の舞台となる欧州ではドイツ帝国のようなゲルマニア帝国が1939年から欧州支配を目指す戦争を始めます。
そのゲルマニアの脅威に小国であるエイルシュタット公国は公女であるフィーネがゲルマニアと戦う国と連携する交渉を秘密裏に行っていましたがゲルマニア軍により捕まってしまいます。
ですがゲルマニア軍が捕らえていた少女のイゼッタが目を覚ました事でイゼッタは特殊な能力を使いフィーネは窮地を脱します。
しかしゲルマニア軍はエイルシュタットに侵攻を開始
国家元首である父親の死によりフィーネは戦時下で新しいエイルシュタットの指導者としてゲルマニアと戦う事になります。
一方でイゼッタは特殊な能力、魔女としての力を使いフィーネの為にと戦場でゲルマニア軍と戦い始めます。
小国であるエイルシュタットは魔女イゼッタの活躍でゲルマニア軍の侵攻を食い止めます。イゼッタの存在でゲルマニアへ対抗できる希望があると各国に公表するフィーネですがゲルマニアはより強力に攻めるのです。
小国の奮闘と魔女と国家指導者となった二人の主人公の絆が描かれた作品です。
見どころ満載のミリタリー描写
舞台が第二次世界大戦のような世界観でゲルマニア軍がドイツ軍装備なのでミリタリー描写は見所が多いです。
Ⅲ号戦車にBf109戦闘機・Ju87急降下爆撃機というドイツ軍の有名な兵器は勿論でますが作中に登場する空母「ドラッヘンフェルス」は実在の空母「グラーフ・ツエッペリン」そのものでありよく描き込まれています。
何よりその空母からHe112(Bf109との競合に敗れた機体)のような戦闘機が発艦してイゼッタと空中戦を展開すると言うマニアックなシーンもあります。
一方でエイルシュタットは第二次大戦のフランス軍のような軍備をしていてガルパン最終章の前にTF-17戦車をアニメで登場し、日本の作品ではあまり見かけないフランス戦闘機MS406が飛ぶシーンが見られるのも本作の特徴でしょう。
ここまでの濃いミリタリー描写は軍事雑誌「PANZER」編集部がスタッフに加わっているからでもあります。
第二次世界大戦に興味があるミリオタならお勧めしたい作品です。
(C) 終末のイゼッタ製作委員会
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