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バナナ一本が自衛隊員の名誉

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自衛隊では特に重要な任務に携わる部隊に、加給食が支給されます。

目次

自衛隊給食の分類

基本食

1平常食 
・駐屯地・基地での平常時の給食
・訓練演習時での野外炊事による給食

2非常食
・部隊としての炊事ができない場合の給食。いわゆる戦闘糧食(レーション)

3増加食
・体力を特に酷使する特別な任務や訓練の際に、必要カロリーの補給を目的に、平常食にプラスされる給食。

4加給食
・その性質・環境・状況が常に特に厳しい任務に携わる部隊員に対し、平常食にプラスされる給食。

加給食とは

厳しい任務の部隊とは、例えば戦闘機部隊、潜水艦隊、空挺部隊、第一水陸機動連隊などです。
これら部隊は危険度の高い状況下での厳しい任務が常態で、特に高度な知識技術技能を厳しい訓練で獲得した部隊員が、肉体的精神的にハードな任務に就いています。
つまり自衛隊員としては他の通常隊員に、一歩抜きん出た者たちなのです。

給食の際に、彼らの平常食にプラスされる一品、それが加給食です。
例えば駐屯地の食堂で、隊員たちはカフェテリア形式で食事を受け取っていきます。

そして最後の場所に「加給食」と表示された食品があり、それを取れるのは加給食を許可された特別な隊員のみで、その他の一般隊員取ってはいけません。
加給食支給の目的は、厳しい任務のストレス対策や栄養補強とされています。

加給食はバナナ1本

加給食の内容は例えばバナナ1本だったり、栄養ドリンク1本だったりします。
またプリンやあんみつ1杯の時もあり様々です。

「え?厳しい任務の代償がバナナ1本!」と驚く人もいるでしょう。
それでストレス対策や栄養補強になるのかと疑ってしまいますが、加給食配給の資格がない一般隊員も一緒に食事をする中で、これが配給されるというのがミソなのです。

食事トレーに加給食が加わっていることは、周囲から見てすぐにわかります。
バナナ1本は確かに子供のオヤツにしかなりません。
しかしそのバナナは、前に座っている隊員が特別な任務に耐え得る優秀な自衛官であることの証でもあるのです。

ストレス対策や栄養補強もさることながら、軍人としての名誉が端的に公表されていることに大きな意義があるようです。

※画像はイメージです。

歴史大好きジイサンです。
昔から軍人は名誉を重んじます。

参照:兵士に告ぐ 杉山隆男 著

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