2018年10月21日に広島県海田町にある陸上自衛隊海田市駐屯地で駐屯地創設68周年記念行事が行われました。
北朝鮮情勢により2年ぶりの開催となった記念行事について紹介します。
2年ぶりの開催
海田市駐屯地は中国地方の防衛警備を担う第13旅団司令部や旅団に所属する第46普通科連隊・第13後方支援隊などが駐屯しています。
毎年開催されていた海田市駐屯地の記念行事ですが昨年は中止になっていました。
北朝鮮による弾道ミサイルの発射が頻発した事で海田市駐屯地に航空自衛隊の迎撃ミサイルPAC3が配備されていたからです。
PAC3の配備が今年7月末まで続いた為に昨年の記念行事は開催されなかったのです。
災害派遣に力を入れた展示
今年は7月に西日本豪雨が発生し海田市駐屯地にある各部隊が災害派遣に出動しました。
この出動した時の様子を写した画像の展示に災害派遣で使う道具の展示に加えて体験できる展示もありました。
土嚢を作り積む体験に油圧カッターで金属のパイプを切る体験・ファイバースコープを使い何があるか当てる体験に小型ショベルの操作体験のコーナーがありました。
また国土交通省中国地方整備局も加わり車輌や降雨体験装置の展示をしていました。
大災害の後だけに例年以上の力が入った災害派遣の展示でした。
F-15も来た!新装備もあった!観閲行進
記念式典の観閲行進では第13旅団所属の各部隊に海田市駐屯地にある駐屯地の部隊や中部方面混成団の所属である第47普通科連隊が行進します。
今回は災害派遣部隊の行進は多く重機を乗せたトレーラーや水タンク車に何かを炊いて湯気を出している野外炊具がトラックに牽引されながら行進していました。
車輌展示では新しい装備が見られました。
第13施設隊に昨年配備された07式機動支援橋
第13通信隊の野外通信システムの移動基地局と言えるアクセスノードの車輌
観閲行進では最後の飛行展示で航空自衛隊新田原基地からF-15が祝賀飛行で飛来しました。
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