航空自衛隊に新たに導入された空中給油機KC46ペガサスとは?

2021年、航空自衛隊にアメリカで製造されたボーイングKC46ペガサス空中給油機が鳥取県境港市の航空自衛隊美保基地に配備されました。この空中給油機のベースは民間機に使用されているボーイング社の767-200ER型を改良したものです。

航空自衛隊には空中給油機の部隊は、2つあります。
一つは愛知県小牧市の航空自衛隊第404飛行隊、ここで運用されているのはKC767これは日本がアメリカに発注したオリジナのモデルで、ベースの機体はKC46と同じボーイングの767型をベースにしています。

そして最新の空中給油機KC46ペガサスは鳥取県境港市の航空自衛隊美保基地、第405飛行隊に配備されます。合計6機が配備予定です。空中給油機の任務とは、その名の通り空中で空で戦闘機やヘリコプターに燃料を給油する事を任務にしています。

空中で給油するメリットは何かそれは航空機の滞空時間を長くしより遠くへ、そして基地に帰投して燃料補給をせずに訓練や戦闘が出来る事です。また基地に燃料補給の為着陸する事が少なくなり、離発着時の騒音が軽減されるというメリットがあります。

なぜ、航空自衛隊は空中給油機を導入したのか?それは昨今のアジアの緊迫した情勢です。
ミサイル発射を繰り返す北朝鮮、そして尖閣諸島問題や覇権主義で野望的な中国と北方領土問題で争うロシアに対する備えの強化です。

名無しの政治将校, CC BY-SA 4.0, ウィキメディア・コモンズ経由で

航空自衛隊は24時間365日、全国28ヶ所にあるレーダーサイトから日本の領空を警戒監視しています。その中でも中国軍機による我が国領空への接近事案は増えています。ロシアもしかりです。戦闘機をパトロール警戒飛行や訓練飛行に出した際、この空中給油機が活躍するのです。

燃料を素早く空中で給油し戦闘機の滞空時間を長くしパトロールの時間を増やせます。基地に帰る必要が無いから日本の戦闘機は空中に長く待機する事で中国などに牽制する事が出来ます。

空中給油機の特徴として、燃料と共に貨物や人員も輸送する能力があり有事だけでなく自然災害に伴う災害派遣では物資や隊員の輸送もこなします。東日本大震災でも活躍しています。

空中給油の方式にはフライングブーム方式とプローブ&ドローグ方式があります。フライングブームは戦闘機に燃料棒を差し込むやり方です。主に日本の戦闘機、F15・F2・F35が対応しています。また新型輸送機C2も空中給油を受ける事ができより遠くへの作戦が可能となりました。

そしてもう一つのプローブ&ドローグ方式ですが、これは空中に燃料ホースを伸ばし給油を受ける機体が自らホースに差し込み給油を受ける少し難易度の高い方式で、救難ヘリコプターのUH60や陸上自衛隊のMV 22オスプレイがその方式を取っています。空中給油機はやく10万リットルの燃料を搭載出来ると言われています。
ぜひ空中給油機にも興味を持ってもらえたらうれしいです。

featured image:U.S. Air Force photo by Christopher Okula, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

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