世間一般で言われている「ブロッケンJr」・・・だがはたしてしかし?
昭和のファミコン時代、キン肉マン マッスルタッグマッチが子どもの間でかなり人気がありました。
よく放課後に友達の家でやっていたのですが、これが「露骨に強いキャラ」と「そうでないキャラ」がいて、今考えてもバランスが良いとはいえないかと。
ブロッケンJrという存在
ものすごく強く、バランスブレーカーなるのが「ブロッケンJr」。
原作キン肉マンの作中では、手刀で敵を切り裂き、噴き出す血が雨のように降り注ぐ「ベルリンの赤い雨」という、残虐な必殺技をつかうキャラであるのに、ゲームでは「毒ガス攻撃」。なぜかといえば、殺超人ミスト(ナチスガス殺法・毒ガス攻撃)として原作で設定はあるけれど、使われる事はなかった技なのです。
大人の事情なのか、初期設定のみでゲームを作ったのか?今となっては理由はわかりません。
ちなみにこの「ブロッケンJr」、そのままでもナチスドイツを意識させるデザイン、シンボルのハーケンクロイツが描かれる事もあって、お国によっては放送禁止、国内でも時期によってはカットされる存在です。
実は弱いブロッケンJr
さてゲームの話に戻りますが、毒ガス攻撃をするとほぼハメ攻撃ができるハメ技キャラ。使うと友人関係に「ベルリンの赤い雨」を降らせて、使用禁止ということがあったりしました。
しかし、私は気づいていたのです。実際、このキャラは言うほど強くないということです。
そもそも毒ガス攻撃をするには、リングの外から投げてくるアイテム(光の玉)を取らなければならないですが、ブロッケンJrはどうしても足が遅くて、そもそもアイテムを取りずらい。足が速いキャラだと、妨害されて取れない事もあるのです。
それに取れたとしても足が遅いので、アイテムを取って必殺技が出せるのは一定の時間内、つまりは逃げ回っていればよいということになります。普段から足が速いキャラというのを選んでおいたほうが実は強かったです。
子供の頃だから
そういう総合的な強さ、つまりはバランスというのを理解していない子が多く、私はかなり理解できていたのであえてブロッケンJrを取らないでウォーズマンを取っていました。これがおそらく一番強かったです。
もちろん立ち回り次第ではあるのですが、基本的に足が速く攻撃も早いので、むしろこのキャラこそを禁止するべきではないかと思うくらいでした。
後は必殺技でいえばブァッファローマンも強かった。ハリケーンミキサーという必殺技が早くて、その上で当て易いということがありましたから、よくこちらも使っていました。
正直、一番弱いのがブロッケンだと思っていました。
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