こんなものまで!?祖母から受け継いだ食の知識

春と言えば野に咲く花々などの植物。見ているだけで春の落とすれを実感できるほのぼの感があります。
しかし私自身はみているだけで和むというより、食べられる食べられるを考えてしまうのです。
それはまぎれもなく祖母の影響です。

戦時中食べ物に困っていた祖母は、食べても害のない山野草などを調理して食べていた時期があったようで、その知識経験などをよく孫たちに教えてくれたものでした。

はじめに

春の訪れを感じさせる桜、チューリップなどの数多くの花々や植物。しかし私には見ていて和むという以上にどうしても食べられる食べられないを考えてしまう傾向が強いのです。

それは間違いなくなくなった祖母の影響に他なりません。よく家の裏の原っぱや山に犬の散歩がてら行き、祖母から「これは食べられるから取って帰ろう」といわれ摘んで帰った経験がどっさりあります。

祖母は戦時中食べ物に困るときはそうやって山野草をとってきて食べていた時期があったようです。その経験談も含めながらよくとってきては一緒に作業をしていました。
ここではそれらに関するエピソードを紹介したいと思います。

食べられる植物①

春の訪れを知らせる代表的な植物であるつくし。草むらの中にひょっこりと頭を出す姿は大変可愛らしく、まさに感じの通り「土筆」のごとく筆のような頭を突き出しております。
私の子供たちは登下校時につくしが生えていたことを教えてくれるのですが、わたしが「つくしはたべられるんだよ」と教えると大変びっくりしておりました。

幼い頃、祖母と裏の原っぱに行きつくしをこれでもかとたくさん採ってきます。そして縁側で祖母といろいろと語りながら茎の「はかま」と呼ばれる部分をすべて取り除きます。そしてあらかじめふっとうさせといたお湯の入った大きな鍋でゆがき、灰汁を取ります。
その後はだいたい卵とじにして食べていました。味は明確には覚えていませんが、すごくまずかったという記憶はありません。

食べられる植物②

これは知っている人は知っている程度でしょうが、「のびる」という野草が春にはたくさん見かけます。「のびる」とその名を聞くだけで不思議な感じがするでしょうが、おそらく多くの方は草むらで目にしていると思います。ただ草むらの一部と化しているので気づかないでしょうが、普通にそこら中に生えています。

ではなにかというと、簡単に言ってしまえば草むらに自然に咲いた小さな玉ねぎと言えばイメージがわくのかもしれません。
ですから草むらの中に入り、スコップで掘り出すとわんさかと小さな玉ねぎが出てきます。しかもつーんと玉ねぎ特有の刺激のあるにおいもします。
私の家ではそれをもってかえり、さっとゆでて酢味噌にあえて食べていました。結構おいしかったことを覚えています。

最後に

すでになくなった祖母とは会うことはできませんが、いまでも息子を連れて、一緒につくしとりやのびるなどの山野草を取る機会があります。もちろん祖母との思い出話も絡めながらですが、息子はとくにのびるとりには夢中で一切聞いていません。スコップで必死にそこらじゅうを掘り、小さな玉ねぎをたくさん採ることがとても好きなようではまりまくっています。

戦時中経験した祖母の経験知識は、今こうやって孫からひ孫へと伝えられたことを実感できる時間でもあります。

※画像はイメージです。

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