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紅白歌合戦に仕込まれた呪術

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昨年末、紅白歌合戦時に剣玉が失敗したという。
我々は、この事態を重く受け止めなければならない。日本にとって大きな不利益をもたらす可能性がある。
剣玉と日本の行く末に何が関係あるか、そう思うかも知れない。
だが、オカルト視点からは、これは重大な問題に繋がる可能性があるのだ。

目次

けん玉チャレンジの歴史

紅白歌合戦で、「けん玉チャレンジ」企画が始まったのは、2017年である。
これは、コンサートの余興としてけん玉を始めた演歌歌手、三山ひろし・けん玉二段(現四段)のステージ演出として行われたものとされる。
演出といっても、実際にギネス世界記録「連続してけん玉をキャッチした人の最も長い列」に挑戦する、本格的なものである。
参加者が歌唱中にけん玉の大皿を成功させ、歌唱後の三上が最後の1人として挑戦し、完了させる、という流れになっている。

結果として、

  • 2017年 失敗
  • 2018年 成功
  • 2019年 失敗
  • 2020年 成功
  • 2021年 成功
  • 2022年 成功
  • 2023年 失敗

となった。

けん玉大使である三上が登場する以上、けん玉を絡めるのは当然・・・とも言えない。

例えば北島三郎は、カーマニアであり、馬主でもある。だが、ステージ衣装は和装であり、運転にも騎乗にも、競馬場にいるにも違和感がある格好だ。酒豪で知られる和田アキコも、紅白で飲酒した事はない。
つまり、ステージ演出に出演者の趣味が反映されるというルールがある訳ではない。
まして、三上が挑戦する記録は、チーム戦であり、三上個人が目指したものとも言い難い。
やはり、演出のイニシアチブは、NHKにあり、剣玉はNHKの意向と考えるべきだろう。

立ち上がるNHK

公共放送であるNHKは、共産圏のようなプロパガンダを垂れ流す国営放送とは異なり、国民からの受信料によって成り立っており、政府からの援助は1銭たりとも受けてはいないため、政府批判も遠慮無く行える。
かといって、NHKがアナーキズムに染まっている訳ではない。

正しい主張なら政府でも敵対国でも正しく伝え、国民またはそれを含む世界の利益になる事なら率先して応援する、公明正大な放送局である。
日本の国体を揺るがす危急の問題といえば、少子化である。

少子高齢化と並べやすいが、問題は少子化にしかない。
どんなに高齢化が進み、高齢者優遇政策にしたところで、それを養えるだけの子供さえいれば、日本は破綻しない。
奴隷が100倍いる国では、市民は全員ニート生活が出来るのと同じだ。

そんな悪しき少子化を解消すべく、NHKが導入した呪い(まじない)、それがけん玉チャレンジである。

剣玉の呪術的位置づけ

呪い、呪術には、様々な形式があるが、「形を真似る」のが基本的な方式だ。
実際に危害を加える代わりに藁人形に釘を打ち、ロウソクの火を消す動作で命の火も消そうとし、相手に見立てたグラスを割る。多産や豊穣を願った土偶の下半身が豊かなのもその類だ。

剣玉が性交を象徴している事は、言うまでもない。
これは人類的な共通認識だろう。中学生男子で90%、ジークムント・フロイトなら120%結びつける。
ある種の術は、隠れて行うのではなく、対象に認識させる事で、効果を高める。
丑の刻参りも、隠れてやる分にはエブリシングOKだが、相手に見せると違法性を問われる。
だからこそ、NHKはこの呪術を、日本で最も注目が集まる、紅白歌合戦に載せたのだ。

これは今回初めて行われた事ではない。
1963年、紅白歌合戦は、最高視聴率81.4%を叩き出した。
瞬間最高視聴率に至っては85.3%。
そして、ここにNHKは「盛った」。
この時に仕込んだ呪い『一週間に十日来い』は、ほぼ全ての国民を術中に収めた。
この瞬間、日本人の1週間は、10日になった。

1週間が10日、すなわち1.4倍ほどに時間が歪められ、余剰時間全てが労働生産量を上げる為に費やされた。「24時間働けますか」「KAROSHI」「できないっていうのは、嘘つきの言葉なんです」で有名な、高度経済成長の狂乱に日本国民を駆り立てた。
これにより、日本は一等国に仲間入りし、貿易摩擦で懐がポッカポカのバブル経済を迎える事となったのだ。

細部はともかく。
――同じ成功を、NHKが狙わない訳がない。

折しも――2023年は、年頭会見で岸田総理による「異次元の少子化対策」が提唱された。
これは、「尋常ならざる手段をもっても、この少子化に対抗すべし、さもなくば腹を切れ」という、日本全国に向けた指令であったろう。

NHKは、この指令に共感し、限界、マンネリ化、やる意味がよく分かんないなどと言われ、中止や企画変更も検討されていたけん玉チャレンジの記録更新に挑んだ。
これに成功すれば、日本国民全てが、性交に駆り立てられる。一時期のクリスマスがそうであったように、元旦は恋人たちの日になり、「寝正月」は放送禁止用語となるだろう。
第三次ベビーブーム来たれ、団塊の世代再び! 安保闘争、公害、東京五輪、冷戦、オイルショック、校内暴力、自国民犯罪率上昇!
ワクワクするような、エネルギッシュな日本が戻って来る!

失敗の果てに

――だが、2023年、けん玉チャレンジは失敗した。
失敗者は、土下座したとかしないとか虚実入り乱れてはいるが、そういう雰囲気があった事は確定的に明らかであり、少なくとも心の一部には、そんな気持ちは多少なりともあったろう。

そもそも、NHKは気付くべきだった。
成功した年も、別に出生率は改善されていないと。
だが、大きな組織になるほど、構成員一人の仕事は見えにくくなり、動きは鈍重になる。
結果として無駄な事も、前例に従って続けられるばかりになる。

そもそも、最大のキラーコンテンツの筈の、紅白歌合戦の視聴率は、世帯視聴率で最大35%、実質的な視聴率である個人視聴率で26%。
4人家族で、1人しか見ていない。
テレビは高齢層が視聴する事の多いメディアであり、日本の高齢化率は29.1%で、既に個人視聴率を超えている。
子供が持てる年代の人々の目に触れる可能性は限りなく低くなる。
仮にけん玉チャレンジが成功していても、出生率引き上げには繋がらなかったろう。

問題は、今後である。
これに絶望したNHKが、時代に合った行動を始めるのか、それとも、視聴率を何としても引き上げるため、全スマホにワンセグチューナーを内蔵させるか分からない。
スマホがテレビになった時、我々はスマホも捨てる必要が出て来るのかも知れない。
しかし、現代人がスマホを捨てて生きていけるだろうか。我らは、かれらに屈し、受信税を支払うしかないのか。
否、一縷の望みはある。

――そう、Apple Watchならね。

※画像はイメージです。

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