「口裂け女」はどこに消えたのか？

1979年、当時の小学生を震え上がらせ、ついには社会問題まで発展した「口裂け女」。
令和になった今、すっかり聞かなくなってしまいました。

はたしてどこへ消えたのか？復活することはあるのだろうか？

昭和の都市伝説「口裂け女」とは？

下校時間、帰宅の道のり・・・とぼとぼと歩いていると、目の前には見知らぬお姉さんがいつの間にか立ちはだかる。
見上げるて顔をみると、口元から耳の辺まで隠れいている大きなマスクをしている。
ふと「私キレイ？」と訪ねてくるので、「キレイです」と答えた。
するとお姉さんは「これでも？」と叫びながらマスクを外すと、その口は大きく、耳元まで裂けている！
その顔のあまりの恐ろしさに、逃げ出のだが、追いかけてきた・・・逃げ切れない・・・・。

地方などによっての差はありますが、これが「口裂け女」の共通したストーリーです。
ちなみにですが、「私キレイ？」の問に「きれいじゃない」と答えると、包丁や鋏で斬られてしまうと言われていました。

昭和という、今と違ってユルユルな時代ですら社会問題となりました。
子供の間で、真偽はともかく目撃談が続発し学校側は対策に追われ、警察すら関与せざるを得ない状況に。
その中で、単なる噂話ではないと周知するような、若い女性が、夜な夜な刃物を持ち街を歩いていたという通報があって逮捕されたという事件も起こったようなのです。

消えてしまった「口裂け女」

これだけの騒ぎになりながら、夏休みが始まる頃にはブームが去って、いつの間にか風化したのです。
その後も「口裂け女」の噂はほそぼそと行き続け、平成に入り96年ぐらいにブームになった「学校の怪談」で「花子さん」と共に取り上がれたのですが、その後はほとんど「口裂け女」の話を聞くことはなくなりました。
しかし名残というものはあるようで、令和になった今、SNSでは時々みかけます。

社会問題にはならなくても、都市伝説に興味があるのは、どの世代も同じという事になりますね。
興味がある故、考察する人たちが出てきて、かみ砕いていろんな考え方が増えたんじゃないかなと思います。

「口裂け女」は復活するのか？

結論からして、人口減少で子供の数は少なくなり、性格な情報の伝達が早い事から、社会問題になるまでの復活は無理でしょう。その代わりというほどではないのですが、インターネットで二次創作の漫画や小説は増え続けるんじゃないかなと思います。
つまり、「口裂け女」の次なる活躍の場は二次創作といえます。
私も個人的にも考察を続けていき、「口裂け女」の二次創作を書いてみたいなと思います。