アニメ「戦翼のシグルドリーヴァ」のスピンオフ作品として野上武志先生による「狂撃の英雄」
美少女たちが主役の原作に対して、本作はドイツ軍の戦車隊の隊長である成人の男が主人公です。そんな「狂撃の英雄」を紹介します。
戦翼のシグルドリーヴァはどんな作品
「狂撃の英雄」の原作である「戦翼のシグルドリーヴァ」は2020年10月から放送が開始されたテレビアニメです。
ストーリーは2019年に「ピラー」と呼ばれる謎の敵が出現、アメリカ軍が核攻撃までしますがピラーには効果がありません。
そんなピラーを倒せる人類唯一の存在として英霊機と称するレシプロエンジンの機体で戦う少女達、ワルキューレが居ます。
そのワルキューレの少女たちが日本の千葉県館山の基地で戦うストーリーを描いたのが原作の「戦翼のシグルドリーヴァ」です。
窮地のギリシャに現れる英雄
本作である「狂撃の英雄」の舞台は「戦翼のシグルドリーヴァ」の本編よりも前の出来事になります。
舞台はギリシャ
ピラーの前に成す術が無い人類は、軍隊によって出来るだけ時間を稼ぎ、民間人を避難させる事しかできませんでした。
まさにそんな絶望的な状況下でピラーに突撃する戦車隊がありました。
ギリシャに派遣されていたドイツ連邦軍の戦車隊です。
ドイツ軍のレオパルトⅡA6の部隊はピラーへ向けて突っ走り、至近距離で攻撃します。自殺行為に思えるこの行動でピラーを倒してしまう。
この勇敢や無謀とも言える突撃を命じたのは本作の主人公である、ルーク・フォン・エーベルブルク大尉です。
アクの強い主人公
主人公であるエーベルブルクは軍人の家系に生まれた生粋の軍人です。
一人称が「吾輩」であり、平時の平穏よりも非常時の混乱において高揚する性格です。そんなエーベルブルクは自身と一族を「真っ当では無い」と自認するほどです。
そんな性格と立ち振る舞いから、部下からは「戦争狂」と言われてしまうエーベルブルク、時にはそんな「戦争狂」と思われている自分の姿を演じて平静を装い士気や規律の維持を図るような計算高い部分もあります。
現代の軍人と言うよりも、戦国武将のようなエーベルブルク
そんな彼が未知の敵であるピラーに対して有効な攻撃方法を知っていました。
それが至近距離からの攻撃
度胸が試される攻撃を部下にも強いて戦車隊を突撃させる。
気分が高まりながらレオパルトⅡA6の突撃を指揮するエーベルブルクは見ていて愉快な物があります。
萌えな作品が原作ですが、渋く強い漢の戦いぶりを楽しめる作品です。
(C) 戦翼のシグルドリーヴァ 狂撃の英雄 野上武志/鈴木貴昭 KADOKAWA
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