「ラスト・アクション・ヒーロー」は、映画の主人公の刑事「ジャック・スレイター」の登場する映画の世界に迷い込んでしまう映画です。
アーノルド・シュワルツェネッガーが出演した「ターミネーター」シリーズや「プレデター」シリーズなどのキャラクターが、次々とカメオ出演している映画ファン必見のアクション映画です。
映画ならではのツッコミどころをあますことなく指摘するダニー少年がとても印象的でした。
そこに、なかなかに有名なキャラクターが映画ポスターなどで登場しているというのも、この作品の魅力のひとつだと思います。
個人的に気に入っているのがシュワルツェネッガーが映画の主演という兼ね合いからか、「ターミネーター」のポスターの主演俳優が「ランボー」のシルベスター・スタローンになっている場面です。
さらに実際の世界に「ジャック・スレイター」がやってきたときには本物のシュワルツェネッガーと対面する場面もあり、実際には絶対にありえないことが起きてとても面白いと感じました。
終盤で瀕死の重傷を負ったジャックスレイターを、映画の世界に戻そうと奮闘して救急車から降ろすように銃口を向けて懇願するところは見どころです。
この作品は一般的にはたくさんのキャラクターが登場する娯楽作品であるようですが、個人的にはあこがれのヒーローと出会い映画そのものを消滅させてしまう大きな陰謀にともに立ち向かうことで、少年の葛藤と成長を描いている作品のようにも感じます。
監督を担当したジョン・マクティアナンはプレデターシリーズを手掛けている方です。
シリアスな作品が多い一方でこういったバラエティにとんだ作品も作るというのは驚きました。
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