今から20年ほど前、息子が小学生5年生くらいの時に、可能な人はおじいちゃんやおばあちゃんから戦争の話を聞いてくる、という宿題がありました。
その時に私も息子の横で話を聞いていたので、その時のおばあちゃんと孫の会話を紹介します。
おばあちゃん「アメリカ兵が来たら、先がとがった棒で突け!って言われて、学校の校庭で「えい」とか「やー」などと言いながら、棒を振り回して突く練習何度もしたわー」
孫「えーっ?そんなバカバカしいことしてたん?」
おじいちゃん「おまえやったら、「こんなバカバカしい事、やってられんわー」とか言うて、やらへんのやろ?」
孫「うん。僕だけじゃなくてクラス中の誰もそんなこと、やらんと思うで。この前も、音楽先生がムカつくからみんなで授業をボイコットしたもん。」
おばあちゃん「えーつ?小学生でボイコットなんかするの?」
「まあ、おばあちゃんも棒を振り回してこんなことして何になるんやろなあ?とか思いながらやってたんだけど、当時は先生に逆らう事なんてできなかったからねえ。先生に逆らったら殴られる時代だったのよ。」
おじいちゃん「今は逆に、先生が生徒に殴られる時代なんやろ?」
孫「ああー、そういえばこの前、先生が3年生の子に、足を蹴られてたわ。」
おばあちゃん「ええー。先生を蹴る子なんているの?」とかなり驚いた様子です。
孫「それくらい、なんぼでもいるよ。あとは、どんなことしてたん?」
おばあちゃん「あとは、焼夷弾っていうのが落ちて家や木が燃えたら、バケツが入った水を次々と渡していくバケツリレーで火を消しなさい、って教えられて、バケツリレーの訓練もしたわ。」
孫「えーっ?バケツの水で火事が消えるってマジで思ってたん?」
おばあちゃん「当時は、そういう風に思ってたんかなあ?うーん。よく覚えてないわ。」
孫「常識で考えたら、どうあがいてもそんなん無理やん。先生ら、めっちゃアホやん。」とゲラゲラとお腹を抱えて爆笑。
おじいちゃん「日本はそんなドアホな国やから、負けたんかもしれへんなあ。」
孫「アホすぎるわー。」
おじいちゃんやおばあちゃんにとっては先生に逆らうだなんて考えられないことだし、孫にとっては納得のいかないことやバカバカしいことを我慢して先生の言う通りに従うということが、考えられなかったようです。
昭和1桁生まれと、平成1桁生まれのジェネレーションギャップでした。
※写真はイメージです。
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