この話はおじいちゃんが広島、長崎の原爆投下時に兵隊として雇われていた時の話です。
長崎、広島の原爆が落とされてしまう一ヶ月前、おじいちゃんは兵隊として当時基地があったと言う北九州に行くことになったそうです。
そして北九州の基地へ到着し生活感を聞いてみると、 いたって普通な寮生活を送っているみたいなものだと言っていました。
朝起きて軍の練習。走り込んだり、基礎体力を作るために過酷な訓練をしていたそうです。
それらが終わると、みんなでワイワイ飲み会をしていたそうで、後でおじいちゃんに聞いたのですが、戦争の時に食料を調達がないというのは普通の一般の人だけで、軍として雇われていた人達は少なからず生きていけるぐらいの食料は貰っていたと言うのです。
おじいちゃん達、軍の人達の唯一困ったのは タバコだそうです。
当時みんな吸っていて、当然すぐ無くなってしまうので、みんなで集まりじゃんけんしたり、自分達で勝手に考えて作ったゲームでタバコを賭け、買ったら貰える・・・なんて事をしていたそうです。
当時は自分達で暇を潰していたようで、特に兵隊の周りで流行っていたのは、自分達の坊主頭に切り込みで文字を入れて気を紛らわしたそうです。
その文字の内容は、変な事や中には真面目に妻や家族の名前を自分の頭に入れて戦闘意志をあげる人もいたようです。
寝る時なども、男さながらの下品な話で大盛り上がりしたりして、おじいちゃん曰く、そう言う事をすることによって緊張をほぐし、変に悲しい気持ちにならないようにするためらしいです。
おじいちゃんが言うのは、たしかに戦争の時生活は苦しいし辛い事もあったが、だからこそみんなで集まり楽しい事を考えたり、お互いに怖い気持ちがわかるから下品な話して緊張を和らげたりして、楽しい日だってあったと言っていました。
※写真はイメージです。
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