ミリタリー格闘術のリアル

ミリタリーでの格闘術とは?パワフルで派手なイメージ・・・でもリアルは違います。

軍隊や特殊部隊、ミリタリーで使用される格闘術とは、マッチョがパワフルで派手な技を繰り出すイメージがあるかもしれません。しかしリアルな現場での格闘術は、そのようなイメージと少し異なるかもしれません。

まず実際のミリタリーの隊員は、ボディービルダーのようなゴリゴリのマッチョより、鍛えた筋肉の痩せマッチョのほうが役に立ちます。なぜなら、軍隊の基本である行軍のとき、マッチョのほうが自分の筋肉の重みで疲弊が早く、長期戦では早くにばててしまうからです。

格闘術においても、ワキがあき、スピードが殺されるため、不利になります。いかにパワーがあっても、それよりも早く、致命傷となる急所(頸動脈や頸骨など)を破壊できる者のほうが有利なのです。

技に関しても動きの大きな派手な技は、相手にその動きを悟られるため不利となります。例えば、確実に仕留めることを要求される特殊部隊では、いかに相手に悟られないように接近し、最小限の動きで確実に仕留めるかが求められます。

スポーツとしての格闘技のように、試合の場所やルールの決まった戦いではありませんから、どのような状況であっても臨機応変にその場に応じた作戦を立て、生き残ることが最優先となります。

ミリタリーでの「勇者」といえば、勇猛果敢で猪突猛進なイメージがあるかもしれませんが、実際は異なります。
様々な危険を想定し、いかにそれを回避して最も高確率で作戦を成功させるかが重要なので、むしろ臆病者のほうが向いているかもしれません。

人体の急所は頭部から胴体の幅20センチ程度の縦のラインに密集しています。そこを守るため、武術でいう「半身の構え」で相手に向かい、場合によっては左腕一本ぐらいを犠牲にしても生き残ることが必要です。「皮を切らせて肉を切れ、肉を切らせて骨を折れ、骨を折らせて命取れ」とは、道場の師範代の言葉です。

肉がちぎれようが骨が折れようが、生き残った者が勝ちという世界です。

※画像はイメージです。

 

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